これらは主に家庭料理として一般的と云われるメニューらしい.ただし沖縄のおでんは戦後のものなので,「煮付」(おでん)で飯喰うのも普通なのかぁ?って気は正直する.
「マーミナーチャンプルー」 | 「マーミナー」はもやし*1.モヤシ主体で具材の種類・量の少ない品が多い. | 「クレオパトラ」 (ひき肉もやし 550) 「レストラン 海洋」 (もやし炒め定 600) 「前田食堂」(名護店) (もやしちゃんぷる定食 750) |
「イナムドゥチ」 (いなむるち) |
沖縄風(甘白味噌)豚汁 | 「エル・フランセ」 (740) 「ぬちぐすい」 (800) 「名護曲」 (850) かっぽう「山吹」 (いなむるち膳 890) |
「そーめんチャンプルー」 | ソーメン主体で具材の種類・量の少ない品が多い. | 「ゆきの」 (単 500) 「名護曲」 (ソーメンチャンプルー定/イカスミソーメンチャンプルー定 650) 「居酒屋福」 (500) |
「中味炒め」 | 「我部祖河食堂」(名護店) (中味イリチー定食 680) 「食堂守礼」 (550) |
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「ボロボロジューシー」 (ぼろぼろジューシー) |
雑炊みたいなモノ? | 「味いちもんめ」 (500) 「レストラン 海洋」 (600) 「ぬちぐすい」 (800) 「名護曲」 (850) かふぇ「ひだまり」 (680) |
「チキナー炒め」 | 「チキナー」島菜=からしなの塩漬け主体で具材の種類・量の少ない品が多い? | 「クレオパトラ」(ファラオ) (500) 「チェリーハウス」(日替「チキナ炒め定」 600) |
「にんじんしりしり」 | しりしり器でおろした人参を溶き卵と一緒炒めるという,これまた家庭料理の定番中の定番.普通過ぎて店では出さず? | |
「パパイヤチャンプルー」 | パパイヤ主体で具材の種類・量の少ない品が多い? | 「レストラン 海洋」 (パパイヤちゃんぷる定 600) |
「煮付け」 | 取り出したオデン(つゆに浸かってない)がメインの定食てな情報見たけど,一般的にはおでんぽい具材の醤油ベース(すき焼きに近い)煮込みらしい. | 「又吉観光農園レストラン」 (880) |
「チムシンジ」 | レバーの所謂「シンジムン」*2 | |
「チーイリチャー」 | 直訳すると血の炒め煮・炒り煮.使うのは豚か山羊の血. | |
「ヒートゥいりちゃー」 | 小型鯨類の炒め煮・炒り煮. | 「名護漁港食堂(水産物直売所)」 (1000) |
「ドゥルワカシ」 (どぅるわかしー) |
田芋と他の材料を練り合わせて出し汁でのばした物*3 | 「名護曲」 (単 400) |
ムジ(タームジ)料理 | 田芋(ターンム/ターム)の茎の汁物や炒め物 | 「名護曲」 (?) |
(沖縄)「すき焼き」 (すきやき/スキヤキ) | 鍋ではなくお一人様用の皿料理. 50年程前那覇のある飲食店で,材料ほぼ有るけど鉄鍋が無く,フライパンで作ったのが始まりで周辺に広まったとか.これまた県北には伝わってないよーな? |
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「ほね汁」(骨汁) | 豚の背骨を使った汁(魚で言えばあら汁みたいなもの?) | 主に中南部の食堂やそば屋に有るらしい. 和琉食彩「味咲」 (500) 「オリエンタル食堂」 (550) 「麺やKEIJIRO」 (500) 「レストラン 海洋」 (700) 「前田食堂」 (600) |
「アヒルのナチョーラ汁」 | 食用の「観音アヒル」(バリケン種)とナチョーラ=海人草(カイニンソウ)って海藻を使った汁物. | 「名護曲」 (1250) 「cafe OLI OLI」 (1000) |
「チキナー」と「マーミナーチャンプルー」
「チキナー」は大和で云えば同様に炒めたりもする「高菜」的な存在なんだろう.「マーミナーチャンプルー」はもやしメインの炒め物ってことで,どちらも非常にポピュラーらしいんだけど,野菜チャンプル他色々パターン有るし,店で出すにはシンプル過ぎるのか? むしろ弁当では良くあるのかも知れない.
追記: 後々弁当をかなり食べた結果.
からし菜と島豆腐等の炒めの副菜はかなり良く見るが塩漬けしたチキナーを使ってるかどうかは不明(塩っぱい印象は無い).もやし炒めも多いがこれも島豆腐や挽肉程度で具が多いのは見てない.高菜やザーサイはからし菜の変種と知る.
「そーめんチャンプルー」
特に珍しくはないけど,店で出すにはコレだけのためにソーメンを常備しとかなきゃなんないって面倒さがあるから,避けられてるのか?
追記: 後日知ったがスーパーでチャンプル用の素麺が売られている.
「イナムドゥチ」と「煮付け」
大和感覚からすると寒い時期の料理っぽい.でもウチナーではそーゆー季節感覚は別にない(おでん,焼き芋,XXまんは通年メニューだ.そもそもそばがそーなんだから).この手の品はある程度の数が出るなら別だけど,手間(かかるワリにやってもロス出易い)の問題かな.
確かにオレのガキの頃にも鍋物のバリエーションとして,卓上に土鍋置いておでんで飯喰ってたけど,長ずるにおでんで飯って気分にはまんずならなくなった.数が出にくいメニューなんぢゃねーかと思う.「イナムドゥチ」は祝料理の性格があるから,日頃はあまり喰わないイメージが有るのかも知れない.
追記: 後日知ったがスーパーで「イナムドゥチ」用の味噌が売られている.