今年は「食」ネタ多いけど,食文化を通じてもっと沖縄を知ろうってことなんす.
沖縄の伝統的な保存食や料理には塩を使ったものがワリと目立つ.極端な例を挙げると「スーチカー」(スーチキー),「スクガラス」.普通の魚料理ではマース煮.沖縄では珍しい漬物の「チキナー」(島菜=からしな の塩漬け 同じように葉野菜の塩漬けがあるのかな).島豆腐も海水で作るし.
温暖な気候のために保存性を高める必要があり,それもあって海が近いのが理由だと思うわな.ただちょっとシンプル過ぎて工夫がねぇなって感もあるっちゃある.度々書いてるけど,大陸との交流が有ったワリにはあまり多くの調理法や凝った(贅沢って意味だけではなく)料理が少ないと感じる.ただそのあたり調べてみると,大和でもその昔農民は米食えなかったのと同様,庶民の生活が相当貧しかったってのもあるみたいだ.
塩のハナシに戻ると,こういう地域ならではの本来の必要性を見落としてたのに気付いた.現代の生活では,一部を除いて最早それほど必要ではなくなってるけど,実は暑さによる塩分不足を補う目的もあったんだな.そーゆー意味では年配の人は,普通の料理でも塩加減が強い傾向があるのかも.
ただし屋外で仕事(エキストラ!)やスポーツする人や,真夏でもウチでエアコン使わないよな人には必要だけど,そーでない一般の方には今や当てはまらんと思うのだが.
ところで東北の人達は何故塩っぱいもの好きなんだっけ?