「ジューシー」(「カバヤ食品」の菓子ぢゃぁない)は,言葉の類似からも「雑炊」が起源と思われる沖縄風炊き込みご飯.スーパーで売ってたり,沖縄そば(すば)屋の定番として置いてあるじゅーしーに汁気は殆ど無い.
(内地で鍋物の最後に作る雑炊みたく)鍋の汁に放り込んで作るレシピも有るみたいだが,そういう汁がジャブジャブなんは「ぼろぼろジューシー」(ボロボロじゅーしー)と呼ぶみたいだ.
本土では各地にそれぞれ名物つか定番の「鍋」が有るし,伝統的な鍋でなくても寒い時期には水炊きなり何とか鍋(或いは「おでん」)ってのは結構やるし,仕上げに米や麺を入れるというのが普通.しかし沖縄にはどうやら鍋文化の歴史が無い.
古来交易や難破した外国船によって,外国の食文化が伝えられてきた歴史が有るものの,気候的な条件もあるだろうし,大陸との地理的な関係からしても,どうもアツアツグラグラの料理というのはもたらされなかった(か定着しなかった)のだと推測する.