先日のマグロに関する報道について,水産資源の問題に関して突っ込みが足りねぇぞってなことを書いたんだけど,今日はある意味その続編的な漁業問題を扱ってた.日本の漁業従事者この20年で半減かそれ以上.昨今燃料費高騰で大打撃とか,出漁できないなんてニュースを結構耳にするけど,酷いケースでは一人当たりの年収が100万円以下という現状だそうだ.
10年前から比べると,安い輸入モノの影響で,買取価格がざっくり半分になってると言うことだけど,そのワリに店頭価格はそんなに割安感無い気がするなぁ.結局流通の大半がスーパーになり,その分売れ筋の種類だけがさばかれ,値崩れしてる状態らしい.売れ筋以外はモノの良し悪しを別にして値が付かない様だ.なワケで近頃スーパーに並ぶ魚ってのは,年中ロクな品が無いんだな.
でもって後継者不足が嵩じて,農業でもそうだけど,海外の研修生を使わないことには,操業が続けられないという船が増加しているらしい.自分らで獲れなきゃ他所から買うしかないだろうとなるのだが,これが最近の海外調達では競争に負けてなかなか買えない状況なのだという.