即席めん最大手の日清食品は５日、チキンラーメンやカップヌードルなど、ほぼすべての商品の価格を０８年１月１日出荷分から７〜１１％値上げすると発表した。原料の輸入小麦の価格引き上げが理由で、９０年以来１７年ぶりとなる。主力商品ではチキンラーメンが９０円から１００円に、カップヌードルは１５５円から１７０円に値上げする。
輸入小麦は主に政府が買い取って企業に販売するが、農林水産省は国際相場の上昇で、売り渡し価格を１０月から１０％値上げすることを決めた。さらに、原油高の影響で包装資材などの価格も上昇しており、同社は「原料高を企業努力で吸収することは限界に近づいた」と説明している。
麦の売り渡し制度 ってものが有るのをこの前知った．従来はこの制度のおかげで，大手食品企業は独自調達の道が無く，当分はこの影響を受けざるを得ないのだろう．穿った見方をすれば，独自調達しようとしても，国の圧力が有るのでは？というところだ．
いくら売り渡し制度が「変動制に移行する」と言っても，『標準銘柄の売り渡し価格は現在1トン4万5350円。買い付け価格の約2倍だ。差益は国内小麦農家への助成金に充てている。』って利ザヤ．食糧供給は重要な問題ではあるものの，こういうやり方を続けることが本当に必要なんだろうか？(専門家ではないので素朴な疑問) さらに本当に「助成金」だけに使われているんだろうか？(それだけぢゃないよなきっと)
このところ「年金問題」(社保庁問題)ばかりに世間の注目が集中してて，それ以前まで世間の批判を浴びていた NHK をはじめ脛に傷持つ方々は，胸を撫で下ろしている今日この頃って感じがある．升添くん頑張ってる(しかしまだちょい追求の仕方が惜しい気もする)けど，単なるスケープゴードやガス抜きの対象にして終わっちゃ駄目だし，この辺りもバランス感覚が必要．
先月中旬頃からか野菜が高値続き．このところレタス，キャベツとも安売りで１９８円(普段は何と２９８円！)．夏枯れか台風の影響ってワケでもあるまいし，旧盆の影響か？ と思ってたけど，９月に入っても相変わらず．おまけにここにきて，かなり前に値上げのハナシの出てた紙製品類が，少し高目の値段で定着気味(キッチンペーパーとか)．困ったもんだ．
