滅多に口にしたことが無いし,最高級品(「ベルーガ」だっけ?)なんか食べたこともないんで,云われてる程には旨いモノというイメージは無いキャビア(イクラの方が好き,みたいな感じ).
近年カスピ海のチョウザメの数が減り続けている(たしかカスピ海は昔に比べて相当小さくなってるてなハナシがあった様に思うけど,原因は環境だけでなく密漁や乱獲だろう)ため,保護のために漁獲量を厳しく制限しているので,最高級品の価格が高騰してるってな話題が報じられてた.
そんな状況なので,ちょい前に日本国内でもチョウザメの養殖にトライしているなんて話題も有った.'06 からの1年だけだけど国際取引が禁止されてたみたいだし,カスピ海のチョウザメ生息数は過去数十年間で70%減少したと云われ,今年 5 年間の禁漁が提案されたみたいだ(その後どうなったか分からないけど).
で先日テレビで見て驚いたんは,スペインでチョウザメの養殖をやっているということ.人口飼料や薬剤を使わず,ほぼ自然の状態で卵を採取するまでに10年かけて育てている.そこのキャビアが本場を凌いで,ここ数年世界最高品質と評価されてるんだとか.調べたらフランス産養殖キャビアもかなり市場に出ているみたいで,最高級品の中身が変わってしまっているんだな.
聞いたこと無かったけど,卵を採った後の身は食用(燻製や缶詰)にされているんだそうで.脂も利用されてるとか.身の方ならそう高くはなさそうな気がするし,食べてみたいものだ.