は急性呼吸器感染症 .
馬インフルエンザは、ウイルスの感染によって起きる急性の呼吸器感染症で届け出伝染病に指定されている。発熱と強いせき、鼻汁を出すことが特徴で、潜伏期間は短く、伝染性が非常に強い。最初に確認されたのは1956年のチェコスロバキア(当時)で、その後、世界各地に流行が拡大した。近年、大きな問題になっている猛毒の鳥インフルエンザとはウイルスの種類は異なり、他の動物や人間には感染しない。
症状としては動きが鈍くなり、体温は高い時は41度前後まで上昇する。安静にしていれば軽くて1週間、重症でも約3週間程度で回復する。競走馬はワクチン接種による予防対策を行っており、まず育成期に2度接種、その後は半年に1回、2度接種することになっている。
へぇーそんな病気あったの?って感じ.しかも馬も予防接種なんかしてるんだ.でもちょっと待ってくれ,「41度前後」と言われても馬の平熱が何度かなんて知らないぞ.
日本では71年暮れから翌年明けに馬インフルエンザが大流行した。71年11月にニュージーランドから輸入された5頭の感染馬から発生し、確認されただけで39日間に6782頭が発病。JRAの施設では中山、東京、福島競馬場、馬事公苑で流行、在厩馬の94〜99%が発病した。これにより71年12月の中山競馬7、8日目〜72年1、2回東京競馬の全日程が開催中止に。
流石に36年前となると,こんな病気見たことも聞いたこともないワケだよなぁ.今回何故ある程度の感染拡大を見せたのかって勝手な推測をすると,ワクチンのタイプが合わなかった(新型だった)からぢゃないの? これまで効いていたってのは,比較的保守的な?ウィルスで変化が緩慢ってことだろう.
当初 JRA は今回の感染経路が未解明のまま,今週末のレース開催をなかば強行する姿勢を見せていたが,新たな感染馬の発見を受けて急遽中止とした.