世界のウチナンチュ大会という催しがある.各国の沖縄由来の人たちが集まる祭典なのだが,例えばハワイからは800人がチャーター機で訪れているというので,ちょっと驚いた.これはそう古いイベントではなく,4年に一度の行事だそうで.
先日那覇大綱挽きというのがあったのだが,元々は県内のあちこちで行なわれていたらしい.那覇ではしばらく途切れていて戦後しばらくして復活したという.復活にあたっては,大綱を作る技術が途絶えていて,国頭村の人たちが作って運ぶというのが数年続いていたそうだ.ワラだけでは強度が足りないので,大かずらを一緒に編みこんでいるのだという.その後那覇で作れるようになり,全長200メートルの大綱はギネス登録という.
近年沖縄では稲作がさかんではないので,大量のワラの入手が大変という話.ちょっと変わってるなと思うのは,アイホール付きの綱を半分ずつ作って丸太でアイホールを結合して引き合うってところ(「挽き」と書くのも変わってるけど).この行事は2年に一度.見物したい人は毎年ではないので注意.つーか何故毎年ぢゃないんだ?