地区の名前は忘れてしまったが,その国頭村の大綱挽きは,地区住民が南北に分かれて準備から当日までを過ごす.2年に一度とは言え,リーダーは3週間に渡って仕事を休んで準備するというエライ力の入れ様だ.サラリーマンにはできない.
こちらの祭りの方には獅子舞とお面を着けたキャラクターが登場する.獅子舞は純大和風に見えたが,お面の方は顔よりかなり大型で仮面と言った方が良さげなもの.どちらかというとインドネシアあたりの祭りを連想させるような感じだった.何となく北の大和と南洋地域の祭りが混交された様子が覗える.
で綱挽きは両者掴めるだけ人が群がって行ない,ものの5分で勝負がつく.スポーツ綱引きと違って,人数とか体重とか特に拘る様子もない.勝ち負けによって何がどうなるかも良く分からない.有りがちなのは,次の2年間何かの権利が得られるってところだが,特にそういう話は出てなかった.
終わると,お守りとして枝綱を切って持ち帰るのが慣わしだという.