昨日 BS の番組で(再かも知れないけど)サントリーウィスキーの歴史をやっていたのをたまたま見た.京都の山崎で始まったというのだが,国産初の「白札」(後で言うとホワイトだね)が全くさっぱり売れなかったという.何となく連想するのは,まだ一般家庭にまともなワインなんて入ってこなかった時代の「赤玉ポートワイン」のことで,人口的な味付けのすっごい気持ち悪い代物で,それゆえに後々までワインにはまったく手が出せなくなったこと.
その後が興味深いのだけど,失敗した「白札」の原酒をそのまま寝かし続けて,後年「角」のベースに使ったという話.そして「オールド」が丁度開戦にあたって発売できなかったとか.
呑み始めた頃の自分の払いでない時,洋酒ではアーリーとかハーパーといったバーボン系をいきがってガンガン呑んでた.スナックでもまだウィスキーが主流の頃だったから,安い店ではホワイトで,良くてせいぜいオールド,リザーブとなれば自分ではなかなかという時代.あの頃は「角」はかなり下火だったけど,後に呑んだら意外といけるのに驚いた記憶がある.何故か分らないけど,サントリーしか受けつかなかった時代の思い出.