午後から3時間と比較的楽なスケジュールと思ってたんだが,実際は結構ハードでクタクタのボロボロwww.
まず驚いたハナシとして,
- 昨年の年間出場回数3000回以上(ここ10年で激増).これを24H3ローテーションでこなしてる.
- 救急車消防本部に2台,久志に1台たったこれだけ!
- AED って多数のメーカーで統一モデル製造してんのかと思ってたんだけど,何と10種類程度は存在してるらしい.音声ガイダンスに従えば良いのだが,操作法はそれぞれ微妙に違う.
講習中も緊急呼び出しで次々中座する隊員達.場合によっちゃ講習中止も有り得るって.
講習はビデオと説明が1Hちょいで,実習の2Hの方が想像以上の体力勝負.
胸骨圧迫2分間4,5セットプラスαで多分1000回位やったんぢゃねか? 人数半端な分前半調子こいて余分にやったら,その後もそんなにやるとは思ってなくてヘロヘロ.
最新のガイドラインでは「少なくとも毎分100回」*1のペースとしてるんで,兎に角回数が必要てことしかもしっかり押し込んで.これを救急車到着まで(平均8分て言うけど少なくとも10分とか郊外ならもっとだ)続けなきゃならないんで,実感として1人では相当厳しい.
呼吸が無い限り患者がどーなってよーと,肋骨が折れようとやり続けなきゃならんてのもかなり勇気が必要.AED の電気ショックの実行回数を覚えておくてのも,イザとなったら至難の業て気が.
以下追記.
AED の疑問が出てきたのでまた聞きに行った
- 心電図解析の間隔: 状況及び機種の性能によるので全く一定していない.
概ね2分とするとか要求仕様課しても良いんぢゃね? - パッドの装着位置: 心臓の位置や大きさは個人差が有るけど,だいたい挟む位置の両端であれば(極端なハナシ胸と背中でも)構わない.
胸骨圧迫はできるだけ中断しないのが望ましいので,適当に手からズラしてさっさと貼り付けるのが良い. - 電気ショックの回数の意味: 救急隊員は電気ショックを行う回数が制限されてて,4回とか以上は医師の許可が要るんだそーで.やたらやると回復し難くくなるとか.
ただし一般人が AED 使う分には気にせずバンバンやれと(っても通常 AED では1回か2回が普通).なお動作不良の報告例が無いワケではない.
AED のメーカーについて
- フクダ電子(フィリップス社製)「ハートスタート」
- 日本光電(純国産)「カルジオライフ」
- 日本メドトロニクス(米国)「ライフパック」
- オムロンヘルスケア(カーディアックサイエンス社製)「パワーハート G3」
- 旭化成(ゾール・メディカル社製)「ZOLL AED Plus」
国内はフクダ電子と日本光電が大半を占める.が旧製品と近年海外メーカー製が増えてるんで,結構とんでもない種類になりそーだぞ.
しかし一刻を争う時にいちいちコネクターを接続させる機種(動作不良の原因にもなり得るし)なんて,排除すべきぢゃねーのか.まぁ数増やすのが優先て段階なのかも知れないけど.
名護市内 AED 設置状況(どこか一括管理してねーのかよ)
ホテル,スポーツ・レジャー施設にはもっと有りそうな気がする.
他せめて自治会・公民館,小中学校程度には設置されてないとまずいと思うが.
より大きな地図で AED map in Nago を表示
*1: このテンポは Bee Gees の「Stayin' Alive」が丁度良いと言われてるらしいけど,流石に古い曲なんで出なかったなw.