s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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昨日の爆発事故の話

都心の住宅地で,地上二階地下一階の鉄筋コンクリートの建物が,ほぼ骨組みだけになる大爆発に驚いた.

施設の管理会社などの説明では、爆発が起きたB棟は、地下1500メートルから温泉をくみ上げるための施設で、ボイラーなどの火の気はないという。
 警視庁の調べでは、温泉水に混じっている天然ガスを分離して外気に排出する仕組みだが、この仕組みがうまく作動せずに、ガスが施設内に充満したと見られる。
 国土交通省などによると、東京都を中心にした南関東一帯の地下には、国内有数の天然ガス田「南関東ガス田」が広がっている。成分のほとんどはメタンガスで、地下1000メートル付近を中心に、約4000億立方メートルの埋蔵量があると推定されている。全国の都市ガスの年間販売量の約10倍にもなる。千葉県内には、このガスを採取し、都市ガスなどとして供給している会社が9社ある。

そう言えば小規模の出火のニュースはたまに聞いた記憶があるし,田んぼからガスの泡がブクブク出てるとかって報道もあったな.関東辺りでは何処でもたいて1000メートル程度掘れば温泉が出るってのは随分昔に聞いたことがあったけど,しかし温泉にガス(以外も有り得るんだろうけど)が混じるリスクがあるってのは,思いもよらなかった.ただしガスの含有量によっちゃ,掘削ポイントを間違ってたと言えるんぢゃなかろうか(立地がウリなんで,他に移る選択ができなかった)?

それに『天然ガスを分離して外気に排出する』ってのもどうなのよ? 正常に働いてたとしても,それはそれで濃度によっちゃ外部で引火事故ってことにならんのかえ?

にしても居合わせた(通りがかった)方は,あまりにも不運としか... 合掌.

追記
ふとガス漏れ検知器とか付けてなかったんかい?という疑問にかられてたら,別の記事に

都は温泉水から天然ガスを分離する「ガスセパレーター」の設置に加え、検知器などの設置も指導しているが、安全対策が適正に行われているか行政として監視する仕組みはないという。(07:00)

とあった.んなもん国が義務付けるレベルの話とちゃうんかぃ!

東京都温泉掘削等に係る可燃性ガス安全対策指導要綱

さらに追記
やはり建物の外の離れた位置に井戸があるか(充満しない),(都市型に多い)地下からくみ上げる場合は屋上から分離したガスを放出するのが普通みたいだ.しかし今回の現場の場合には住宅地の中にある上に,屋根から放出するにしても周囲と比べて建物の高さが充分とは言えないだろう.

ガス警報器の設置基準を見直すとか言ってんだけど,『営業開始後の管理運営上の基準については各自治体の判断に委ねられ、事故防止規定が事実上未整備だった。』の方が問題だし,それ以前につまり今回のような構造の施設の(しかも住宅地の中に)建築を許可した都の責任も重大だと思うのだが.