s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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炉心溶融してしまった福島原発の現状と今後〈日経BPネット〉(見出しに元記事のリンク)

峠は超えたと思いたいが,真の解決までには相当先が長そうで正直驚く.
最後の部分を引用しておく.

使用済み燃料を移す「中間貯蔵施設」の問題

 繰り返しになるが、まずは放射性物質の飛散を防いだうえで、依然として発熱し続ける炉心の温度を下げるため、3〜5年はホウ酸を混ぜた真水で冷却し続けなければならない。その間、現場は高濃度の放射能で危険であるから、限定的な作業しかできないと思われる。

 そして冷却プールの燃料集合体を取り出した後、つまり5年くらい後になってはじめて、廃炉になった建屋全体をコンクリート壁で封じ込めるという対策がとれるようになる。米国のスリーマイル島原発事故でも数年後からロボットで作業をし、6年くらい経ってから人が入れるようになり、最終的にコンクリート漬けにされたのは10年以上経過してからである。

 話は前後するが、3〜5年後に炉心が十分に冷却された時期を見計らい、冷却プールにある使用済み燃料をキャスクと呼ぶ巨大な金属容器に10本ずつくらい入れて「中間貯蔵施設」に移す(炉心にある燃料は蓋を開ける装置が破壊されているのでおそらく取り出せないであろう)。

 中間貯蔵施設は現在、青森県むつ市に建設中であるが、第一期工事で出来上がる800トンの容量はすでに予約で満杯だ。つまり、福島一号原発の使用済み燃料を移すときには第2期工事以降の中間貯蔵施設が完成していることが前提になる。いずれにしても5年以内ということはないであろう。

 代案としては廃炉となり「永久立入禁止区域」となる福島第一原発内にある敷地(たとえば7号機、8号機用の用地)などに新たに設置するほうが現実的なのではないかと思われる。


長期にわたって困難な作業が続く

 その後、再処理により使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、残った燃料は通常、地下800〜900メートルの場所に永久貯蔵する。

 ただし、ここでも問題があって、日本にこのような永久貯蔵施設はない。ロシアなど他国に協力を仰ぐか、同じく福島第一原発の敷地内に永久貯蔵施設を造るしかないだろう。

 以上が今後のシナリオだが、順調に事が運んだとしても10年、20年という単位で考えていかなければならず、今回の原発事故はかりに最悪期を脱したとしても、今後かなり長期にわたって困難な作業が続くと見たほうがよい。


追記: 非常に明解な解説の YouTube 映像