5/14に「夕日の丘」に居た時にニュースで見た,NECが次世代高速コンピュータ開発の国家プロジェクトの(既に詳細設計まで終わってて)最終段階の製造から撤退て件.
国側は認めないだか再考を促す方針とか言ってたよな気がしてた.んでその後どーなったのか調べることに.
するとあまり続報なく,当初の「表明」が「希望」てなコトかと思ってたのに,撤退宣言だった様だ.おまけに協力関係にあった日立も既に撤退済み(ニュースではしたい意向とかってな感じだった気が),結局残る富士通一社で継続してるとか.
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090717/334024/
ハード構成変更(NECがやってたベクトル部を破棄)して,自社開発してる新SPARCプロセッサの変更や周辺の強化で対応とか.
http://scienceportal.jp/news/review/0907/0907221.html
まぁそもそも国が声かけて,大手メーカから人柱出させて何とかするって(単一のスパコンとかの)時代でもねんだろうけどなぁ.しかしこの一方的な撤退が通ったってコトは,国側からはそれ程出資してなかったってハナシなのかぁ(賠償問題とかにならない)? ソコソコの金ドブに捨てたりしてんぢゃねぇの?
最近の技術者には想像もできんやろけど,二昔前の頃は新しいCPUの設計って,最終的には畳数枚分にもなる回路図面を広げて目視チェックしてたと聞く(その光景を直に目にしたワケぢゃないけど).間違いが見付かるんで,外部の配線とかで何とかならんのは,何回かは図面直して原版(つのかな?)の焼き直しをする.
でも出荷スケジュールが有るんで,最終的にはバグ有りのままのCPU積んだマシンが来る.仕方が無いんでOS側で無理矢理対応する.そんな時代だった.