動物や昆虫の場合,体色や特定の模様が鮮やかであるとか,綺麗に対象的であるとかが,健康な種であることの象徴で優勢になることが知られている.
人の場合も,いわゆる美人の判断基準の一つとして,顔の対象性が重要なポイントであることが,ある調査の結果判明している.とは言っても,美形な感じ人の顔の半分だけを使って反転させて合成したら,とても違和感があった.完全対象だと落ち着かない,人の心理ってのが不思議で,それこそが人である証なのかとも思った(これは昔ニューズウィークに載っていた話なんだけど).
しかし「美人」とされるタイプは時代(文化)によって変化しているのも事実で,何々時代は丸顔(あるいは瓜実顔)が美人とされたとか言う話はある.で(女性誌は読まないから分らないけど),ここ10年以上ずーっと「胸さへデカきゃ良い」みたいなトレンドが業界を支配してるのは何なのだろうと思う(最近ちょっと変わりつつある気配を感じるけど).そういう方面で,生物学的なメリットがあることを証明して下さる学者さんも居ないので,きっと文化的なトレンドなのだろうけど,決して世の男性全てがそうぢゃないと思うのだが.