もう少々昔のことになってしまった．
何つのか憧れがあって，ある意味執念で辿り着いたイベントだったんだけど，肝心なトコが抜けがちなオレ．今思えばそもそも何故もっと調べておかなかったのかと(かなり用意周到な性質なのに，たまにスッポリ抜ける部分が有る)... ヒトに頼らない性格(完全個人旅行だった)なんで，そーゆーとこも面白いんだけど．
祭が約一週間に渡って開催されるてのは知ってたけど，エンシエロ (Encierro)＝「牛追い」って二日目の朝だけなんだと思い込んで必死に辿り着いたのだった．しかし実は期間中(市庁舎前で正午に開会宣言のある初日以外)の８日間は毎朝行なわれるんだな(今更知った事実)．でも天候トラブルで列車が運休して乗り継ぎが間に合わなくなり，バス(乗り込んだらオレ以外は白装束！)を捜して殆ど奇跡的に，初日の正午ギリギリに辿り着けた後の感動ったらなかった．
一応道の端の方にいたんだけど，広場を埋め尽くす白装束軍団にもみくちゃにされ，カメラを取り出す余裕も無いまま開会宣言の後の大歓声に呆然としてたら，頭から次々にシャンパンがふるまわれる．通りすがりの無防備な観光客なのに容赦無い．知ってりゃゴーグルしときますよ．人ごみに流されてくうちに周囲の建物の階上からもバンバン撒かれる．あっちゅう間にズタボロですよ．
毎朝出走する牛は１２頭で，有名牧場が持ち回りで出すんだとか．なら初日あたりは軽めなのかも知れないなぁ．でもって牛の凶暴さで悪名？高い牧場があるらしい．で牛に追われてヤバくなったら地べたに伏せるのが正解らしい．壁際に逃げると角で突かれる可能性が有るんで，突かれるよりは踏まれる方を選べだって．
また行ってみたいと思うけど，期間中の宿がとれないことで有名(大金を積めば別だけど)．それなりのお金が無いと，良い見物ポイントにもありつけない．
