- 口にしたのはたったそれだけと思える冷凍食品の量で
- 過失による混入があったとしても
- 直後に家族全員に異変が現れ,重態にもなる
なんてことが,有り得るんか?
だとしてそんなに危険な(有機リン系)農薬の使用が許可されてるとしたら,こりゃもう後を絶たないと言って良い.
追記
この件で認識を新たにしたのは,「食品材料」レベルの輸入ではなくて,「完成品」の輸入(言わば丸投げか OEM ?)ってこと.当該工場は「検査してるからそんなコトは無い」とコメントしたというが,日本(もしくは世界)基準で検査(つか製造全体だよな)されてなきゃ,何が起きるか分らないということだ.そういう基準が果たして整備されてんだろうか?
再追記
中国製冷凍ギョーザを食べた人が中毒症状を訴えた問題で、厚生労働省は31日、問題のギョーザを製造した中国・河北省の食品輸出入集団天洋食品工場からギョーザ以外の製品を輸入している全国の19社を公表した。昨年1月から今月30日までに届け出があった約820件(約2500トン)分。厚労省は安全性が確認されるまで販売を中止するよう、自治体を通じ要請した。
製品は煮た牛肉や豚肉、ソーセージなどが中心。輸入業者から食品会社に流通し、レストランや食卓に並んでいるとみられる。厚労省は「製品名などは判明次第、公表する」としている。
19社は、天野食品(愛知県)、東海澱粉(静岡市)、ワントレーディング(大阪市)、インターグローバル(同)、KH通商(同)、タニインターナショナル(同)、豊田通商(同)、日佳食品(同)、西食産業(大阪府)、イメックス(同)、神戸物産(兵庫県)、ハイキクトレーディング(東京都港区)、ジャパンフード(同)、住金物産(同)、双日(同)、太洋物産(同)、シンポインターナショナル(東京都大田区)、日協食品(東京都中央区)、ジェイティフーズ (東京都品川区)。(12:44)
輸入業者分っても,何社のブランドで売られてるか分らないことには選別できないし,とっとと製品名出して欲しいトコロ.包装に販社の記載は有っても製造業者の記載が無い場合も多いみたいだしなぁ.怖いコワイ.
再再追記
- 中国の農家や農薬販売者が正しい知識を持たず,日頃から濫用傾向に有る.
- 日本向けの契約農家は,型や見た目の良さを要求されてるため,農薬の過剰使用になり勝ちで,特に収穫直前の使用が多い.
- 日本では輸入加工食品について,薬物検査が行なわれていない(検査基準に無い).なワケで中国でもやるワキャない.
- 今回最初の被害届があったのは,何と実は昨年末だった!
今回比較的中国の対応が下手なのは,たまたまオリンピック前だからだろう.しかしこういう背景が見えてくると,ただ中国側の責任だけをあげつらっても,改善されるには程遠い現状ってことだろう.