隠岐でガードレール越しにカギ付きの竹ざおみたいな棒を伸ばして,ひっかけて道路に引き上げてる映像を見た.デカイものになると10Kgほどとか.産卵期に岸に近寄って来る性質が有るらしい.この辺りでもあんなひっかけ漁できないのかな?
沖縄ではむしろ「セーイカ」(セイイカ)と言う方が通りが良いのだけど,『沖縄のソデイカは全国のソデイカ生産量の60%を占めています。』ってくらいなんで,逆に日本海あたりでも獲れるってのは知らなかった.だいたいあんなバカでかいイカなんて,イカにも南方特産な感じだし.がまたさらに意外だったのは,その生態がまだ良く分かっていないらしいこと.
ソデイカ漁は新しい漁業
ソデイカはトビイカを釣るときにたまに獲れる程度でしたが、平成元年に久米島漁業協同組合が兵庫県の但馬から漁具を導入してから本格的に操業が行われるようになりました。その後、漁具の改良を重ねながら県内各地に急速に普及し、今日に至っています。
沖縄のソデイカ漁業は本格的に始まってから18年しか経っていない新しい漁業といえますが、今ではマグロに次ぐ重要な位置を占めています。
http://www.pref.okinawa.jp/suisan/sodeika.html
生では身が固くて旨味も少ないけど,一旦冷凍すると良い状態になるらしい.そういう性質もあってか,沖縄で獲れたものはこれまた殆どが本土向けに出荷されている様だ.こちらのスーパーでは「中華いか」という格好でおなじみで,これがクセになってる.他の食材(キュウリとかゴーヤーとか)と和えて食べたりするみたいだけど,味付けしてあるし,手を加える必要なさげな感じなので,もっぱら前菜盛りの一品としてそのまま食べてるな.
そ言えば隠岐も何か変な海のモノを食べるんだったなと調べたら,「亀の手」だったな.何となく見た目からして,ウヘェーな感じはするけど,偏見があるだけのことで,そもそもナマコなんかを食べるくらいなんだから,海のモノなら毒性の強いのは別にして殆ど何でも喰えそうっちゃ喰えそうではある.
とは思うものの釣り餌とか苦手だし(小中生の頃は平気だったのに),軟体系はいささか抵抗あんだよなぁ.ナマコなんて二十歳になった時に,自ら意を決して気合で食べられるようにしたくらいだから.
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