『ユリョン』が(1999)だから,映画化の順番から言って,死刑囚らで特殊部隊を編成するアイディアはシルミドがパクッたように最初は思ったけど,原作が有るからむしろユリョンが真似たのかな.
1968年4月に作られ,684部隊と呼ばれたこの部隊は,キム・シンジョ部隊と同じく31人
で構成されたが,訓練途中の事故,脱出,処刑などで7名死亡,結局24人が最後まで生き残る。
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/kanusok_shirumi.html
公式には詳細は確認されていない(事件が有ったのは事実)とのことだが,史実に基づく映画.軍事政権時代がもっと長かったイメージだけど,後に朴正熙が再選されてたから勘違いしてんだな.一応?軍事政権は 1963 年までのこと.確かに本作の中でも文民統制されてた.しかし韓国で「軍事政権」と呼んでいないだけで,実態は中央情報部がとって変わっただけって様子であり,実際には 87 年まで言論統制が行なわれてたと言う.
それにしても 68 年と言うとそんなに大昔のことでもないし,何とも悲惨なハナシだ.金大中事件が 73 年,光州事件なんて 80 年のことだ.言い方悪いけど,大戦後からつい最近まで暗黒時代だったんだなぁと改めて感じた.
あと何気にランボーとイメージがダブる部分が有った(アン・ソンギとベレー帽だけではなくて).
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そ言えば「カムイ外伝」のロケの時のバスの正面にも「撮影隊」って名札(ラベル?)が付いてたけど,この表現は業界一般なんだろうか,松竹流なんだろうか? (メイルの文章にもその言葉が有ってさ) あと映画の撮影クルーを,「何々組」って(「月」とか「星」ぢゃなくて,監督さんの名前で)呼ぶ習慣も,何でだろう?って感じ.合戦ぢゃねぇし.