オリジナルが舞台劇な密室劇.珍しく地味な映画(デートには使えんだろ).こんなの映画化したのはある意味「バブル時代」だったればこそか.「場」が限定されてるし(本当に陪審風景だけだ),登場人物も限定されてる(12人の陪審員と守衛だけ).たいていはセリフと共にインサート使うけどそんなの一切無く(プロデューサー的には大助かり),ここまで限定的と言うか閉鎖的な設定の映画ってのも珍しい.
見る前に「若くて綺麗な被告」を誰が演じてるのかとか,法廷シーンが有るのかとか思ったけど,これまたそんなの一切なくて.ただ若干陪審員の構成としちゃ一人か二人20代から30代が居なきゃって感じではあった.で結局のところ本格推理の謎解きモノ(論理対決)でもないし,二転三転しつつ12人のウチの半分くらいしか印象に残らないんだけど,そんで結局最後に何でそういう結論?とか思ったりするけど,それでも有り得そうな風景というか.
裁判員制度(こんなサイト有ったんだ.にしても上戸彩あっちゃこっちゃに登場するな.)が念頭に有ったかどうか.いやしかし実際に見たら面白かったよ(当時劇場に足を運ぼうと思ったかどうかは別にして).あと現実的には長丁場になるとすると,食事も必要になるんだろうなとか思った(映画的にそのシーンを必要とすべきかどうかはまぁ別なんだけど).
エキストラの経験で映像の見方が変わった.どのシーンもどういう撮り方してるのかというバックの体勢とか,カットの具合とか,絵ずらに有る以外の役者の雰囲気とか,何つーか例え方は上手く無いんだけど今迄は平面的に見てたのが俯瞰で見る感じになったと言うか.
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