小さいのはこっちのと同じで,やはり辛さも強いらしい.冷汁の類はあちこちにあるけど,千葉界隈だと鯵に味噌と大葉あたりを叩いてぶっかけるってなパターンじゃなかったっけ? 八丈の冷汁は「島とん」(の青唐辛子)がポイントだったんだな.カツオと具無しの味噌汁で作ってた.
「タマリンド」って名前は聞いた記憶が有るものの,何だろうというシロモノ.さや状の植物の中味(種子)らしく,激しく酸っぱいのだが発汗作用が有るのだとか.
インド料理では果肉を熱湯に溶かしてチャツネを作る他、サーンバールやラッサムの酸味づけに用いる。インドのマクドナルドでは、マクイムリー(McImli:「イムリー」(इमली)とはヒンディー語でタマリンドの意)というタマリンドソースをつけてもらうことができる。
タイ料理のトムソムやフィリピン料理のシニガン(sinigang)の酸味づけにもタマリンドが欠かせない。イラク中部と南部ではドルマの酸味づけにときどきタマリンドを用いる。
ラテンアメリカでは、タマリンドの果肉から清涼飲料水を作る。タマリンドの缶ジュースも市販されている。
ベトナム料理の甘酸っぱいスープカインチュアの酸味づけにもタマリンドを用いる。他、ベトナムでは砂糖菓子に加工したり、煎りピーナツを加えたタマリンドジュース(ダー・メーđá me)として飲む。
これまた知らなかったもので,釧路の「糠さんま」なる食品加工法.と言っても三枚に下ろしたサンマを糠(かなり塩を利かせて有りそう)に漬け込んだだけの様子.やはり北海道だからか,なれ寿司みたいな発酵が主目的ではない感じ.ちょっと驚くけど一年程度は保存できるらしく,漁船には非常食として常備してあるのだそうで.イザ食べる時には鍋に入れたりして使う.