杜日社日とは春分と秋分に近い戊(つちのえ)の日のことだそうで.春の杜日社日には種の蒔時、秋の杜日社日には収穫の感謝をこめて地神・農神を祭るとのこと.もっとも気候の違う沖縄では,つーより昨今の異常気象の影響で,こういう行事もおかしな雰囲気になりかねないだろう.
コックのことを書こうとしてたらこんな記事が.
JFE鋼板は20日、アース製薬、石原薬品と共同で、ゴキブリを寄せ付けない鋼板を開発したと発表した。表面に防虫成分と樹脂を混ぜた膜をつくっている。においはなく、効き目は10年続く。食器洗い機や冷蔵庫、電子レンジ、自動販売機などへの採用を想定している。価格は通常のめっき鋼板の3〜5%増し。まずは年間1億円の売り上げを目指す。
猫も杓子も「抗菌加工」って騒ぐのは感心しないけど,これには賛成できる.しっかしこういう手法(金属そのものに作用が有るワケぢゃない)なら,幾らでも応用できるのでは? まぁそれやると殺虫剤売れなくなるってか? これが有効なら少々高くなっても何でも売れると思うぞ>アースさん
大和には「沖縄のゴキブリはデカい」という伝説が流布している(ちなみに昔の会社の寮で,北海道出身のヤツがこの虫何?と手で掴んだのを見せに来たという話があった.北海道では一部にしか居ないので見たことなかったらしい).
沖縄に来てから,室内でゴキを見たのはまだ一度だけで,そいつは極く並型(4センチ弱)のクロゴキだった.屋外に転がってるのを何度か見かけてるけど,まぁそんなとこで多少良型って程度.
で知らなかったんだけど,ワモンゴキブリって種類がある.こいつが南方種で4センチを越えるタイプだ.どうもこれを目撃した人々がその伝説を作ってると思われる.そして近頃の温暖化の影響からか,本土各地でも棲息域が拡大しているらしいので,そのうちお馴染になるだろう.
琉球(島嶼地域)の固有種ってのは,オリジナル(中国)の大陸種よりどっちかと言うと小型のものが多い感じだ.オオゴマダラは国内最大級だけど,蝶やトンボなんか割と小型のものが多い様で,何でも本土の1.5倍サイズなんてことはない.南方のイメージはとかく生物がデカってのが有るんだけど,熱帯樹林ぢゃあるまいしってとこだ.しかしヤンバルの森にはどんなヤツが居るか,確かにまだ分らないな.