唐突に「クレヨンしんちゃん」は何故「クレヨン」なのか気になって調べてたら,おひおひな事実にぶつかった.
こないだ中国国営遊園地(正真正銘「国営」だぞ)でディズニーやサンリオ,ドラえもんなどのキャラクターを(ぶっ細工に)模倣した,着ぐるみを使ったり像を置いたりグッズを販売してるというハナシが報道されてた(現在一部撤去済み).現地の街頭インタビューでも,四分の一くらいのヒト達は悪いとは思うけど,別(法的?)に問題ないって風に答えたらしい.
で wikipedia にこうあった (現在進行中ということで,[数字]は別に脚注が付いている).
1997年、中国の企業数社がクレヨンしんちゃんの絵柄や中国語名「蠟筆小新(ラービィシャオシン)」で商標を登録したため[8]、双葉社は中国国内で「蠟筆小新」の商標名でのキャラクターグッズ販売ができず、「Shinchan」の商標名での販売を余儀なくされている問題が発生している[9]。
2004年に双葉社が衣料品などのグッズを中国で販売したところ、公式商品にも関わらず商標登録の影響で「コピー商品」として店頭から撤去される事態が発生した[8]。2005年1月双葉社は、第三者の商標登録が有効であるとした行政の判断は間違っているとして[10]、中国の行政を相手に北京で行政訴訟を起こしたが、2006年9月に中国の北京市第1中級人民法院は訴えを退けた。この判決を受け、双葉社は北京市高級人民法院に控訴した[11]。
なお、はじめメディア各社は「双葉社は著作権を所持しているにもかかわらず、中国ではグッズを販売できない」と報じたが[11]、双葉社は「中国ではしんちゃんグッズを販売できないという異例の事態になっている、とありますが、これも事実とは違います。中国でしんちゃん関連グッズは2002年1月に単行本の正規版を発行したのを手始めに、数アイテムのしんちゃん関連グッズを販売していますし、これからも新たに数アイテムを販売する予定です」とその報道は間違いであると発表した[10]。
かねてより海賊版やコピー商品の氾濫が問題視されてるけど,パクッたものまで商標登録できて,オリジナルの方を違法と判断するって,近代国家の意識ゼロやな.「数アイテムのしんちゃん関連グッズを販売しています」とあるけど,悲しいかなそれらもまたコピー商品の量が勝ってるんだろう.
ちなみに冒頭の謎は未だ解けない.