睡魔に襲われて寝ちまったけど，目が醒めて時間を見たら１０時前で腰を抜かし，仕方が無いので「ハリポタ」を途中から見た．
SF との境界は若干微妙で(SF 映画は嫌いではないけど)，西洋系のファンタジーモノはいまいち素直に感情移入できない．「コナン・ザ・グレート」あたりは良いのだけど，「ハリポタ」とか，「指輪物語」とか，「ナルニア国ものがたり」(ふりかけか！ それは丸美屋だろ) とか，何故かどうにも興味が湧かない．つか何かその，御伽噺ってのは，あくまでも個人的に思い描くのが正しい気がする．
日本で言えば，浦島太郎はあまり活劇にゃならんだろうけど，桃太郎あたりはそれなりに話としては作れそうだが，そのテのストーリーの映画ってのが昔から無い．でも最近で言えば映画なのかどうか，ジブリがそういうジャンルなのかも知れない．「ナウシカ」や「ラピュタ」はオレ的には SF つーよりもファンタジーだと思う．この２作は嫌いじゃない．あと「鋼の錬金術師」なんかも，ファンタジー寄りかも知れないけど，これも嫌いじゃない．結局日本ではアニメ系しか無い感じ．
中国・香港系では「孫悟空」や「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を筆頭に，そういう雰囲気の映画は昔から珍しくなくて，別に抵抗なく見てるし，そんなに嫌いでもない(最近の馬鹿みたいに空を飛び回る作品には辟易してるけど)．
でまぁどういう違いがあんのかと考えてみると，「魔法」あたりまでは容認できるのだけど，「魔物」とか「城」とか「森」とか何か半端に陽射しの足りない雰囲気が嫌みたいだ．ダークな雰囲気で行くなら「ドラキュラ」とか「Buffy the Vampire Slayer」で良いぢゃん．つまりその何と言うか，物語(主人公)の背景に重たい物があるからと言って，視覚的に暗い映像にする必要はないし，いたぶるなら徹底して痛め付けりゃ良いし，ってな感じがあったりするわけで．
