s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

はてなダイアリーからのインポートにより以前の記事のタイトル,表,見出し,改行等々の乱れが生じていますが今更いちいち直せないのでご理解ください.
当ブログの記載事項は全て無保証です.また貴方の健康を損ねる恐れが有るので,閲覧は全て自己責任で必要最低限度に留めることをお勧めします.


名護飲食店(食堂・そば屋)リスト w Google map (連動ブログ)

飲食店(食堂・そば屋)リスト(もっぱら名護市内)

『食系まとめエントリ』一覧






この国の医療事情はどこか歪んでる

アメリカのFDAの様な「人」の健康と安全に関して横断的に管轄する役所が無いから,食品と医療について体制に偏りがある.食品に関してはどちらかというとユルイ印象がある.期限切れに関しちゃ過剰にウルサく,コンビニやファストフード店で,作りおきのものを捨ててしまうのだけど,こういう食べ物を捨てる国というのもどうかと思う.何か対応にばらつきがあると言うか,力の入れ所が間違っていそうに思える.

農薬や肥料の使用禁止については,だいたい諸外国より遅い(安全サイドに立てば,とっとと禁止すれば良いことなのに).さらに過去に販売禁止となったものすら,農家の在庫として残されたまま使われつづけているという事件は度々報道される.また先日出荷したイチゴから基準値の10倍の農薬が検出されたという報道があったが,この「10倍」というのも杜撰な管理を思わせる.薬に頼る農業を推進してきたのは国だ.また外圧があったにせよ牛肉の輸入再開に関しては,それほど期間をかけて徹底的に検査したとは言えないだろう.

一方医薬品に関しては,新薬の認可が欧米に比べて倍くらい時間がかかるのが昔から問題視されていて,特に癌患者を苦しめているのは有名だ(薬だって外圧はあるだろうに).人手が足りないというのが言い分だが,人を増やすなり,他の国で安全確認済みのものなら,データを共有して短縮するなりすべきだろう.「人種による違いがあるから個別に確認する必要がある」とかあいまいとも思えるコメントをしていた官僚が居たが,接待の回数が減るのが嫌なんぢゃねーの?って思うことしきり.

ことは新薬だけでなく,手術方法や治療機器の認可(保険適用)にも及ぶ.先日知って驚いたのだが,欧米の最近の虫歯治療では,削ったり抜いたりするのではなく,薬品(水素だか何だか忘れたけどそれ程特別でないもの)で菌そのものを殆ど完全に殺菌する方法が一般化しているのだそうだ.つまり無痛だ.無痛と言えばレーザーは知っていたけど(これまた保険適用外だったはず今でも?),こういうものが一般に認知されていない,認可されていないというのは非常に疑問だった.