突然この言葉が浮かんで,何故「赤」なのか気になった.
なんで嘘が赤くなくちゃいけないのか、ということだが、結論から言おう。
赤=まったく、すっかりという意味があるのだ。つまり‥‥
「真っ赤な嘘」
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「(真実のかけらもない)まったくの嘘」
‥‥ということになる。「赤っ恥」「赤の他人」なんて言葉も、同じ意味で赤が使われている例だ。
このコラムの続きに英語の言い回しもあって
a white lie=悪意のない嘘
a black lie=悪質な嘘、たちの悪い嘘
だとか.「あるある」は「薄紅の嘘」くらい? これで放送打ち切りになったら,そんな話どころぢゃないが,身から出た錆(この「身」は刀身のことなんだそうで).
別のコラムに
虹の色の名前の数は、日本では七つです。でもハワイでは七つと答える人はあまりいません。虹の色を数えない文化だからです。中国やヨーロッパの一部では五つ、インドネシアやアラブ地域では四つ、日本の沖縄では古くは二つだったというし、アフリカではそれぞれの民族によって違い、二つから八つと幅も広いのです。虹のなかの色の名前に対する考え方に、住環境、文化、宗教などが影響しているということがわかる例のひとつです。
とある.この話は先日 TV で見てへぇーと思ったのだが,沖縄の二色が今で言う何色と何色だったのかが,思い出せない.
追記
wikipedia に載っていた.確か番組では虹に限らず,色の表現が赤と青しかなかったという話.
虹の色の数は現在の日本では七色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)と言われるが、地域・民族・時代により大きく異なり、イギリスやフランスなどでは民間では六色(赤、橙、黄、緑、青、紫)(学術的には藍を加えて7色)といわれたりする。ドイツでは五色だという。日本でも古くは五色、沖縄地方では二色(赤、黒または赤、青)とされていた。なお現代でもかつての沖縄のように明、暗の2色として捉える民族は多い。
赤地に黄、緑、青の縞(赤、黄、赤、緑、赤、青、赤)だとする地域(インドネシア、フローレンス島)も存在し、必ずしもスペクトルと同じ順序で色が認識されるとは限らない。
なるほど rainbow は「雨の弓」だったのか.