この時代の映画はてっきりモノクロだと思っていたので,綺麗なカラー映像が残っていて驚いた.しかしこの映画の中で既に地球温暖化についての会話が交わされているシーンがあって,流石な感じ.
阿蘇の麓に炭鉱はないぞとか突込みどころもあるが,実際に炭鉱でロケしたのだろうか? あとヒロインがバカなことして自ら危機を招くといった,アホ映画にありがちな展開がないのは良いけれど,ヒロインの活躍場所(見せ場)は殆ど無いんだね.その分主人公の記憶喪失なんて展開を入れたのかもだが,これはかえって余計でしょう.
冒頭の妙な生物が実は「ヤゴ」って説明にはビックルだし,それがただの前座だったのには,またまたビックルだ.でまあラドンなんだけど,飛び立つときには羽ばたくし,その大きさからもの凄い風を巻き起こすのではないかという感じはある.ただ,飛び立った後に音速以上で飛翔しているのに,羽が動いていないのは,殆どステルス戦闘機そのものなんだけど,どういう推進力やねん?て言いたくなる.そんな飛行中の衝撃波で人が死ぬって,戦闘機でもかなり稀なのでは?
結末の,阿蘇が噴火しても構わないから砲撃で埋めてしまえという乱暴なやり方は,ちょっと危険な感じがした.まるでブッシュアメリカを思わせる強引な感じ.
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