耐震強度偽装問題を受けて法改正が行なわれ,処罰の範囲が広く,刑も重くなるのですが,まだ甘い気がしました.与える被害の大きさに比べて罰金がそう高いようには見えず,たぶん加害者には被害者を救済する能力を欠くことを考えると,もっと刑期を長くすべきだと思います.
近年凶悪かつ異常な犯罪が多くなっているにも関わらず(改正されつつあるとは言え),刑はそれほど重くなっていない.人生50年時代の懲役10年は相当に重いと言えますが,80〜90年の時代には既に相対的に軽くなっています.
なかなか死刑判決を出さない中,その次には無期懲役で実際には10年かそこらで出獄して,保護観察とは言え結局行方不明という現状はどうにも釈然としません.
行為の内容によって刑を積算するとか,重罪については時効や仮出獄を認めない(欧米では罪によっては時効がないところもあるというのも知りませんでした)といった罰則強化が必要だと思う此の頃です.偽証罪なんかも軽すぎなのでは?