コンビニが登場する以前の年末年始と言えば,殆どの店が4,5日閉まるので実に森閑としていました.それ以降のしばらくの間も,スーパーや食堂が三が日は閉まっていたように思いますが,そんな昔の年末はアセッテ食料確保に走ることがあったものです.
年末の関東のスーパーは鬼の様に「カマボコ」*1ばかりを並べてあって,おせち関連以外の普通の食品が皆無に近く困るのが常.それが雑煮用に買い忘れたと思って大晦日に買いに行くと,あれほど大量にあったカマボコが一つも残ってなくて唖然.あと突如「松前漬け」を作りたくなってスルメを買いに行くと,これまたどこの店からも姿を消していた,とか近年の年末はそんなものです.
スーパーも殆ど閉めなくなったし(何時頃からだろう),コンビニやファミレスなどもゆき渡っているので,飢え死にする心配もない反面,たまには困ったことにならないと,人間ますます工夫しなくなりますね.
*1:揚げたり炙ったりした板状のカタチのそれではなく,カマボコ板の付いたもの