s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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ハブクラゲは泥が好き? 被害海域に大量たい積 (琉球新報)

(見出しに元記事のリンク)
サイト検索しててたまたま見付けた記事.
先日名護で死亡事故が有ったので,長いけど全文引用しとく.

2005年8月27日


 1998年から2004年までの7年間に発生した海洋危険生物刺咬症被害のうち、ハブクラゲの被害割合が高い海岸、低い海岸がそれぞれ帯状に連続分布していることが県衛生環境研究所の調査で分かった。また被害割合が特に高い11海域には、1年を通して海底に泥がたい積している港湾や内湾があったが、低い海域には泥のたい積は確認できなかった。ハブクラゲの冬場の生息場所などはこれまで明らかになっていないことから、同研究所衛生動物室の大見謝辰男室長は「泥が多くたまる海域で冬を越している可能性がある」と推察。生息環境の解明が今後のハブクラゲの発生抑制につながると話している。
 同研究所は98年から04年までのハブクラゲなどの刺胞動物やヒトデ、オコゼ類などの海洋危険生物刺咬症事故調査票2290件を、被害日時や場所(海岸・海域)、被害時の行動、加害生物別にデータベース化して解析、海洋危険生物による刺咬症被害があった336海岸の位置を地図上に記入した。
 その結果、全体の加害生物被害のうち、ハブクラゲ被害の割合が80−90%台と、特に高かったのは竹富町舟浮−大見謝川間や石垣市平久保−大田間、中城村久場など11の連続海域で、この海域では国頭マージ(赤土)や島尻層群泥岩(クチャ)のたい積が確認できた。
 大見謝室長は「港湾整備などの開発行為やマングローブに囲まれた自然環境で泥がたい積しやすくなり、ハブクラゲが冬場の荒波をしのげる場所が増えたのでは。有機物が含まれる泥にハブクラゲの発生源があるのではないか」と仮説を立てている。
 一方、海洋危険生物による被害が発生しているものの、ハブクラゲの被害報告が0%だった本部町備瀬−今帰仁村崎山間や本部町瀬底島−水納島間など5海域には、冬場に港湾や沿岸への土壌流出が少なく、冬の季節風で底質がかく乱されるなどの共通点があった。
 衛生生物室では今後、ハブクラゲの発生源となっている可能性のある海域を絞り込み、底質の土壌を採取し、ハブクラゲの生態環境と水環境の関係をより細かく調査する。

名護湾も屋部川からの赤土の流入が酷い(上図小さくて見難いけど).マングローブなら元々泥質だから仕方ない(またそんなに裸足で立ち入らないと思う)けど,そーでない場所はリスク高まってると考えなきゃってことか.これまた山原を切り刻んだ弊害だろう.
近頃とんと行ってないけど,立ち込む時に最初からマリンシューズ履いたのはわれながら賢明であった.そもそも危険生物以外にもサンゴやゴミなんかも有るし.


琉球新報のサイト検索せっかく Google 使ってるのにカスタマイズがイマイチ残念.
違う記事探してたのに.でもコレ偶然見付けて良かったけどw.

海洋危険生物―沖縄の浜辺から (文春新書)

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