昔は建物名も単純な「マンション」(しかし良くもまあ「マンション」=豪邸・邸宅なんて名前を恥ずかしげも無く持ち出したもんだよ)の付くんが多くて,その後何故かスペイン語やフランス語を使った「ビラ」,「カーサ」,「メゾン」や「コーポ」とかが流行りだした気がする.そのくらいならまだ意味的にもそう遠くないというか,多少は聞いたことが有りげな言葉だ.
それが最近はますます発展?して何のこっちゃかピンと来ない「外来語(カタカナ)+和名」(外来語部分をカタカナにするのは,勿論そうしないと読めないからだ)みたいなのが主流になってる感じがする.まったく「ドルチェ」何々とか言い出された日にゃ,何ぢゃそれとしか返し様がない.
とあるブロックで建築中だった四階建ての集合住宅が出来上がり,外観が現れた.抑えた色使いで品の良い(また何と無くケーキっぽい?)感じではある.
道路側に向いた,横の壁面の上部に付けられた建物名のロゴを見たら,残念なことに「セレッソ umosa」となってた.聞き間違いか見間違いかは知る由も無いが,施工したのが地元の人でないのは明らか.何せ「宇茂佐」は「umusa」なんだから(しかし一週間ほどたって umosa が umusa に訂正されてるのを発見.つまらん.もう突っ込めへんやん.そんなんなら最初から漢字にしときゃ良かろうものを.).
『「セレッソ」とは、ホームタウン大阪市の花である「桜」を意味するスペイン語』なんだな.どうもサッカーチームの愛称は,馴染みの無い単語を冠した分り難いのが多い.建物の名前も変に凝るのはどうかと思うよ.(古典的な名前の建物に住んでいるオレ)
あーちなみに「読めない地名シリーズ」を何度か書いたけど,それでもかなり「近代読み」に改められてるのを最近知った.元々の言葉での読みは,もっと読めない.