s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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あばよダチ公 (1974) http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD28588/index.html

優作の初主演作.冒頭3年の刑期を終えて出所した主人公が浦安の実家に戻るところから始まる.羽田界隈の様な下町っぽい光景.パチンコ台がいかにも素朴な風情で,立って打ってる!のが時代を感じさせる.出所祝いで仲間とぼったくりバーに行ってトラブルってのはおきまりな感じ.

でまぁ話としては青春群像というか半端モノ達が大金にありつこうとジタバタするってとこ.ひょんなことから初対面の猛夫(優作)とシン子(加藤小夜子)を結婚させるっていう無茶振りは笑える(今時ならそういう体でってとこだろうけど,何かマジっぽさが漂ってるのがオカシイ).目的はダム建設に伴う立ち退き指示に逆らう居座りのための帰郷って,何か地味な展開.

なんだけど,その後いまいちぱっとしないというか,盛り上がりに欠けると言うか.シン子との関係を優先するのか,派手にヤマを踏むのか,何か半端で(やっぱ優作は群れちゃ駄目だろ),映画としてはもの足りなさを感じた.ラストで札を食べまくるってあたりも,結構微妙(フツーに札束に持って逃げれば良いのに).とりあえず逃げおおせたところで終わるんだけど,あんな杜撰な行動では,末路は知れてるというか,いまいちスッキリしなかった.

昨今ニートだフリーターだというのが取りざたされるけど,この映画を見たら,この当時でも将来が見えない(シン子に別れを告げる時にそう言っていた)って若者が居たんだなという感じがある.

またまたこの時間に目が醒めてしまい,実はラストの方を良く覚えてなくて(毎度のこと呑みながら観てたから),再度見直して書き込んでる.しかし強く印象に残るのは,終始梅役の佐藤蛾次郎が「やりてぇー」とか「ハマグリ」とか言ってたのと(笑),加藤小夜子がこの時代にしては相当イイ感じってとこだけだったりする.

で「あばよダチ公」ってタイトルだけど,全く仲間の誰にも別れを告げてないし,ここんとこは理解できなかった.

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