今日東京，横浜，千葉にわたって大規模停電が発生して，広範囲に影響を与えた．原因というのが江戸川でクレーンを運搬してた船という報道もあったけど，クレーン船だったようだが，が高圧線をひっかけただけらしい．
何故そんな大規模停電になったかというと，千葉の発電所に近い上流の送電線を，しかも２系統とも傷つけたためだと言う，「想定外」の事故なんだそうで．
疑問はいくつかある．当該発電所からの送電が不能になった場合，別経路の送電に切り替わるはずなんだが，随分時間を要した感じ．これは真夏の電力需要を考えると，判断に時間が必要だったか，何らかの調整が必要だったのかも知れない．
一方大昔の基準で充分な高さであるからとして，無防備な裸電線を敷設していることや，そんなに重要な送電路なのに，同じ鉄塔に２系統配しているのは，果たしてそれで良いのか，いささか疑問．理由はどうあれ，それでは大規模災害時のバックアップにならないだろうに．
東電さんは相当儲けているはずだし，テロや大震災など現代の状況に対応した，高度な安全対策とバックアップ体勢を考慮した充分な設備投資を行なうように指導すべきなんでは？
