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この見出しパッと見現役官僚が改革ヤリ過ぎを批判したのかと思いきや,その実どっちが「残念」やねん.
15日の参院予算委員会に、経済産業省の古賀茂明氏(55)が政府参考人として出席し、公務員の「天下り根絶」を掲げる民主党の改革姿勢が不十分だと批判した。官僚が所管業務と直接関係ないテーマについて委員会で発言するのは異例。
古賀氏は昨年12月まで国家公務員制度改革推進本部事務局に出向。政府の公務員改革への取り組みを雑誌などで批判し、「改革派官僚」と称されたが、現在は経産省大臣官房付に塩漬けされている。
古賀氏は、みんなの党の小野次郎氏の要求で出席。菅内閣が6月に決定した「国家公務員の退職管理基本方針」に現役職員の民間企業などへの出向拡大が盛り込まれている点について、「現役なら問題ないというのは不思議なロジックだ。公務員の身分を維持して(民間などに)出て行っても、(退職後の天下りと)同じことが起こる可能性がある」と述べ、事実上の天下りと変わらないと強調した。
これに関し、仙谷由人官房長官は委員会で「こういうやり方は甚だ彼の将来を傷つける。優秀な人であるだけに大変残念だ」と語った。(2010/10/15-22:26)