正直なトコロまだまだそば生活終わらせたくないオレ．ゆで麺シリーズになって出かけることもなくなったんで，これは良くないなと(昔の職業柄６４がキリが良いって気がしなくもなかったけども)．
てことでこれこそホントにしめくくりとして，どうしてももう一度食べてみたい(気になるコトがある)店数店に行ってみようってことで(流石に振り出しに戻ってってのはアホ過ぎる B-)．
とは云え遠目の有名店でワザワザも一度食べたい店ってのは殆ど無い(基本的に高いんだもの．「大家」は旨いし高いとは云えそばだけの価値ぢゃないのは分かるけど観光客でもなきゃ行けないよ)．
つことでついでに東江で燃料調達して来よってことで，まずは「八重食堂」．既に１１ｈ過ぎだが風が冷たく，半袖短パンでは涼し過ぎましてチャリで走れば肌寒いってもんだ．そば店にしては珍しく金属製のドアだし，店内の様子が表から見えないんで相変わらず怪しいたたずまい(初めてのヒトはドアを引くのを躊躇するだろう)．入り口上の三角屋根の軒下にメジロのカゴが置いて有る．
入ると奥のテーブルに先客１．厨房前のテーブルに座ってたおじいは店人だった．前回(ほぼ二月振り)同じ値段なのに三枚肉を頼んじまってミックスにすりゃ良かったと後悔したのだった．なんで今日はミックス．迷った末もう当分来ないだろうと(大)注文(大丈夫かぁ？)．こんな涼しい日にエアコン効かせてある．そばが冷めるちゅうの．風を避けて座敷の端に座る．
背中に風当たって震える．すぐにドンブリ来る．昨日の「山原そば」(カップ)より幅広の麺．器の中に三角山がそそり立ってる(笑)．皮付き三枚肉３枚と骨の大きい本ソーキ２枚．刻み葱．この店注意しないと紅しょうが入れに取り出すためのトングなりスプーンなりが入ってない．
薬缶のスープを注ぐが麺の量考えると思い切り入れられない．どうせ縁ギリギリまで入れたところで，山は隠れない．スープこんなにあっさり(薄)味だったっけ？ 背中寒くて顔暑いという嫌な状態．三角山が崩れるころになってもまだ普通の量が残ってて不安になる(今出てきたトコみたいな感じ)．
半分くらいになってこりゃやっぱムリ？とか思いつつスープ少し足して一息つく(普通のそばなら喰い終わってる時間だよ)．紅しょうが入れて三枚肉食べる．ペース落ちながらも何とか食べ，ラストはとうがらしたらして完食．なごり惜しいんでスープを半分程注いで飲む．しかしあの薬缶のスープは良く冷めないもんだ．最後まで殆どアツアツ．
払い終わって出ようとしたら入り口横のテーブルのおばあ(この店テーブルに座ってるのが店人なんだか近所の知り合いなのか良く分からん)が何か言いながら俺に黒糖の容器を差し出すんで，邪険に断るのも悪いから１個つまむ．それでも手を引っ込めずに意味不明瞭な言葉を発する．何だか分からんけど「違います」と答えて店を出た．
もう何も喰えねぇ．
