上層部に逆らう暴走刑事が居てるのは古典的なパターンだけど,女性「警視」(という訳だけど Commissioner)が現場を仕切るという展開は,何となく 踊る大捜査線 THE MOVIE2 (2003) の雰囲気を彷彿とさせる.実際パクリ多いから,HK も KR も.しかもメチャ製作早いし.
冒頭やや変わってるのは,犯罪グループがヤマを踏む前に銃撃戦になって逃亡潜伏.潜伏先で別の殺し屋二人組みと協力するはめになる.最初から三分の二くらいまでは犯人達の方が上手.ケリー・チャンが指揮する体制になったらメチャクチャ手際が良いのに驚くのだけど,それでも犯人達の方が上.この作品結構賞を取ってるけど,そのあたりまでイマイチ緊張感に欠ける(なんたって犯人達も,粗暴な行動はあるけど,極悪非道って感じが前面に出てるワケではない).
多少マシになるのは,潜伏先から脱出を試みる最後の部分からで,女警視が単独で犯人の一人を追跡する設定はいかにもわざとらしい(笑)けど,人質になってもワーキャー言う馬鹿っぽさは見せないので,まぁよしとするかって感じ.ラストもあっさりしてるし,ちょっともの足りなさを感じた.
全体としてそんなにアクションの派手さはない感じなんだけど,犯人逮捕をショウに仕立ててしまったというのが,ポイント高かったワケか? でもちょっと期待程では無かった気が.ケリー・チャンが出てなかったら,きっと見てなかった.本作ではひっつめ髪にしてたのが,いまいちだったけどそれはさておき,実はオレ(目の感じはもちろんだけど)結構口の感じが好きだったんだなと再認識した.てな具合で,そないに注目シーン無かったですから...
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