制裁措置強化後も物流は大して変化していないという報道があった.恐らく今に始まったことではないのだろう,北朝鮮海域で上がった水産物が,中国産として流通しているのだという.アサリにいたっては「中国産」のもののうち,40〜50%が北朝鮮産なのだという.
しかし中国の漁民が国境を越えて漁を行なう理由を知ると,アクマでもこの部分に限っての話だが,制裁が厳格に行なわれることが,日本国民にとって本当に良いのか疑問になる.中国漁民に言わせれば,中国側は汚染が酷いから越境して操業するのだと言う.
ってことは実は朝鮮側で採れた物の方が安全性が高いだなということ.きっちり取り締まって汚染の激しい中国産を口にするのが良いとは思えないし,これはいささかジレンマである.