s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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チャイナリスク(その3) 中国人が築地でマグロの買い付け

近年築地は外国人観光客に人気という話は聞いたことがあって,中国人観光客も例外ではないそうだ.画面に映ってたその装いは何かこれまたバブリーな雰囲気に包まれてた.日本人もその昔そういう時期が有ったから,それ自体をあまりどうこうは言えないけど.

はともかく今年の初セリで最高値で落札されたマグロの買主が中国人だったという.正月のご祝儀買いというか,例外的なものなのかと思ったら,年々築地でマグロを買い取る中国人が増えてるとのコト.中国の魚の消費量が激増中(世界的にも増加傾向)な一方で,マグロの漁獲高が(漁獲制限も強化されるから今後益々)減少傾向なところに,中国が本格的に買い始めたら,特に高級マグロは日本人の手の届き難いモノになっていきそうだと言う.

だがハナシがこれだけで終わって,突っ込み不足というか浅い内容だと思った.オレ的には元々手が出ないしそんなに欲しいとも思わないんで高級マグロなんて別にどうでも構わないんだ.それに前にも書いたけど,近年築地が市場相場に与える影響は低下してて,もっぱら高級食材に限られるようになってきてる.それに高級マグロが食べたければ,要は競り勝ちゃ良いだけのこと.大枚はたいて喰えば良い.短期的にはそれだけのコト.

でも将来的にはもっと深刻な事態が懸念されると思う.それは相互に関連するこれらの要因によって発生すると予想されるのだ.

  1. 中国の漁獲高と需要がウナギ登りに増加する.これは環境に対する懸念が無くても同じだろう.
  2. 中国近海の環境汚染によって,中国及び近隣諸国の操業がより日本寄りになる.
  3. またそれらの国々が需要を賄うために,日本からの買い付けが急増する.

おそらく今世紀中に中国の環境汚染が解消されることは無いだろうから,こうした要因によって近い将来,日本海東シナ海の洋上において水産資源の争奪戦になるだろう(或いはまだ表面化していないだけか).そして計画的な漁業を行なわない様な国があれば,水産資源の枯渇を招くことにもなり兼ねない.

さらに別に考えられる事態は,水産資源の減少が酷くなかったとしても,海洋汚染によって食べられる水産物が激減してしまうことだ.これは有害物質の蓄積があるから大型魚類程その影響が大きく,マグロ等に関しては既に警告されてる.

といったワケで日常一般の食卓にあるべき,普通の旨い魚がますます高値になっていくのが心配な今日この頃なのだ.下手すると養殖魚しか喰えない時代が来るかもしれないんだ.とこれくらい掘り下げてくれナイト.