s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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ゲームは「産業革命」に突入した

(見出しに元記事のリンク)

ゲームオンチなオレは昔から家庭用ゲーム機を一切所有したことも無いんで,任天堂の社長の価値観なんぞにはとんと興味は無いんだが,この記事中で気になった部分をピックアップ.


これまた絵心に乏しく絵画にしても(海外だと安いから)旅先で見物するのが関の山,印象派なんて言葉も聞いたことは有る(何度か説明は読んだがw)てなレベル.
王侯貴族や商人,富豪がスポンサーになってどーの,とかってトレンドや時代背景のハナシは教科書に出て来るんだけど,その類は表面的な事実だけだし,後付の分析は色々出来るものだ.ただ『チューブ絵の具』の発明て道具の革新の部分,これには気付いてなかった(忘れてるだけか?).

■19世紀に印象派を生んだイノベーション

 油絵の世界で、19世紀中盤に大きな技術的なイノベーションが起きた時期がある。あらかじめ配合された色をチューブに詰めた絵の具が登場するのだ。それ以前は、練り合わせ材と顔料を用いて、分量と性質を考えながら、色を作るという作業が画家にとってスキルを得るための壁となっていた。しかし、チューブ絵の具の登場で、油絵を描くという行為が、はるかに簡単になった。それによって、発見されていなかった油絵の表現方式の模索が始まるのだ。
 それが19世紀後半から20世紀初頭にかけて、フランスで印象派が登場する劇的な革新を生み出していく素地になる。優れた技術と量産によって安価になった油絵ツールは、多様な絵画表現を探ろうという野心的な画家たちを生み、「新しい絵画の価値」を生み出していく。ゴッホゴーギャンのような貧困の環境下でも独自のタッチやスタイルを追求して、「価値」を残していく画家が登場できたのは、こうしたイノベーションがなければ起こりえなかっただろう。


データの分離って変化は,容易にRDBを連想させる.

■ゲームづくりのハードルが下がった

 今、これに似た現象が、もっと速いスピードでゲーム産業でも起きようとしている。

 10日、東京で「デジタルゲームの技術」(ソフトバンククリエイティブ)の発売記念となるトークショウが行われた。安価でありながら、強力な3Dのゲームエンジンとして世界で注目を集めているUnityテクノロジーのリージョナルディレクター、大前広樹氏が、ゲームの作り方がこの30年あまりの間に大きく変化してきていることを指摘していた。大前氏はゲーム開発の時代を3つに分ける。「コードの時代」、「データの時代」、「ゲームエディタの時代」だ。時代の変化によって、ゲームを作るという行為へのハードルは劇的に下がった。

 1980年代から90年代までのゲームの黎明期には、プログラマーがゲームのすべてを開発する「コードの時代」だったという。ゲームそのものの設計、調整、それらの行為を一手に引き受けてきていた。そのため、限られた能力を持ったプログラマーの作業量がゲームの中身のほぼすべてを決めた。

 しかし、2000年代には「プレイステーション2」などが登場し、家庭用ゲーム機の性能が上がってきた。さらにDVDなど容量の大きなメディアが普及することで、コンテンツを作るには、より多くのデータを用意しなければならなくなった。

そのため、プログラム部分とグラフィックスデータの部分を切り離し、プログラマーとグラフィッカーというような形で、分業化を進める考え方が一般化した。その時代を「データの時代」と呼ぶ。

 それが05年頃の「プレイステーション3」や「Xbox360」などの時代になると、ハードの性能がさらに跳ね上がり、途方もなく大量のデータを用意することが迫られる。常にプログラムとデータの統合が大きな課題になり、開発チームの規模も100人といった大規模化が進む。それらがプロジェクトの混乱を引き起こす要因にも変わっていった。また、新しい種類のゲームの表現方法も限られてきて、続編を中心としたゲームが多くなるという事態も生み出した。


ちょっと違うけど,「エンジン」て単語に食い付くとAI分野を連想.
専用マシンから汎用マシン上のソフト環境て変化が有った.

■劇的に安価になった開発環境

 一方で、「おもしろいゲーム」を設計・開発するには、どのようにデータを切り分けて管理すれば効率よく作業が進められるかということが、だんだんと明確になってきた。それらの要素をゲームエンジンというツールにまとめることで、リアルタイムに修正項目をチェックできる開発環境を整えようとする人たちが現れる。プログラムを書けなくても、ゲームエンジンによってゲームのおもしろさを実現できるようになってきた。

 大前氏は、この現在の時代を「ゲームエディタの時代」と呼んだ。

 「ゲームエンジンのUnityの場合、個々の機能は、コンピューターサイエンスを修得した技術力のある人なら自分で同じ物を作る事ができるんです。5〜10年あまり前にはゲームエンジンを購入するとちょっとした機能だけで数百万円から数千万円かかって、会社でも容易に手が出るものではありませんでした。だけど、今では無料で使うこともできるし、全部を購入しても数十万円程度と格安になっている。ゲームエンジンに任せることで、車輪をもう一度発明する時間をかける必要がなく、おもしろいゲームを作ることだけに集中できるようになるのです」(大前氏)

 大前氏は、この現象は広がりを見せていると指摘する。二次元のアクションゲームをプログラムを書かなくてもレゴブロックのようにパーツを組み合わせることで作れてしまう「GameSalad」や「Game Maker」といった優れたゲームエンジンが無料から数十ドルで使うことができる。しかも、この開発環境で作ったゲームは、スマートフォン用にリリースしたり、「HTML5」にも書き出せるため、自分の作ったゲームを世界中の多くの人に届けることも簡単にできる。

■ゲーム分野の産業革命が起きている

 さらに、現在では個人が所有しているパソコンの性能が高くなり、ゲーム会社が持っている開発機材と性能的にはほとんど差がなくなった。「環境だけを見るとゲーム会社にいる人と個人でゲームを作っている素人との差がなくなってしまったのです。中世の時代に、一部の貴族に生産手段が集中していたものが、一般へと広がることで社会構造が変わったように、ゲーム分野における『産業革命』が起きているのです」(大前氏)


でまぁ何事でもそーだが,簡単に作れるよになるとその分ゴミが氾濫することにも成りがち.もう何年も前から言われてるが,ハード性能がいくら向上しよーが面白くなきゃ売れない.
そこに今年はまた大きな転機となるんだろーけど,元々景気低迷気味のトコに節電に象徴される節約ムード.地デジ移行に対してTV購入者の減少が見られるよに,経済的に出来る出来ない別に,そもそもお金をかけて遊ぼうって発想から離れてく人が増えるんぢゃね?