ネットやテクノロジーの進歩みたいな感想を書いたんだけど,先日の連携会議の Ust (これまた今でこそ可能になったことだ)で見て感じたことを少し書いてみる.
今回の未曾有の災害にあたって政府と民間 NGO/NPO が連携するための顔合わせが突然行われたって感じ.その辺りの経緯は「www.さとなお.com(さなメモ): 民と官の連携を試みます」にある.
それはさておき会議(+ネットの情報)を見てて感じたことをざっと列挙してみると...
- 国内・国際系含めとにかくその団体の多さったらどんだけぇな感じ.
- 縦割りつか業種別つのか,結構全国的なネットワークは出来上がってる.
- で例えば都内のグループであるとか,東海地域のグループの単位では,それぞれ来るべき震災に備えてシミュレーションしたり,ネットワーク造りが既にある程度進んでる.
- ただかつては組織間の連携が無かったために,同じ避難所に医療系の支援組織が複数入って,同じ人に4度血圧測定してたとか,今回のような広域連携が必要な事態にはそんなんじゃ駄目だろってのが現状らしい.
- この連携会議によって,国内系では政府と各 NGO/NPO の有機的な結合が準備されることになったものの,特に現段階で防衛省はちょっと独立で動いてるっぽいのと,海外からの支援窓口は外務省なので,これまた有効なコーディネートができるのか?とかが問題.
この辺り弱小国家なら国連が支援に入ってトップで仕切るんだけど,日本みたいな国の場合国連はそこまでしない. - あとは阪神大震災に限らず,うまく処理しきれなくて支援物資が無駄になったとか,ボランティアがかえって厄介の種だったとかはかなり前から見掛ける.
- 最後に今回の災害の場合,かつての災害支援のノウハウはもちろん需要なんだけど,それがかならずしも通用しないレベルの災害だってこと.