http://www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/3/3-02.html
アフリカを出た人類の祖先は,チベット高原を経てインドシナに至ったという.その昔マレー半島沖からジャワ島,バリ島を含む現在のインドネシア一帯が平野となっていて,そこがアジア系民族発祥の地となったらしい.氷河期には住みやすい地域だったわけだ.にしてもそこに到達できた人々は,永年の地球環境の変化を生き延びてきたのだから,エリート中のエリートってことになる.
タイ南部の島に渡った時に,海上に日本とは雰囲気の違った奇妙なカタチの島が多数散らばる景色を目にしたけど,水没したスンダランドの痕跡だったんだな.人類はやがて南へ或いは北へと移動して行き,日本人の祖先の一部は,中国,朝鮮半島経由で渡来したという.
「最初にアフリカを出発した人類の数が4〜500人くらいだったことが分っている」という説明が有ったけど,何をどう調べればそんなことが分るんだ? ミトコンドリア DNA の種類から推定(絶滅した民族も居るし)?
エリートだった祖先の末裔は増え続け,増え過ぎた種は滅びの道を辿るという,そういう段階になりつつあるのか?