気が滅入って来たんで,優作の映画を見た.
サングラス,バイク,無口,感情表現なしってとこ,見てるうちに ターミネーター (1984) を連想してしまったが,パクリとは思わない.監督が途中降板して,結果的に松田優作が監督したということらしいが,その経緯が知りたいところだ.
ただ気になったのは,音声レベルが低過ぎて聞こえ難い台詞が多いこと(劇場では聞き取れないのでは?).あと阿木燿子の(赤木加奈子)役どころが,イマイチ本筋とは無関係というか,意味不明だった.
追記
補足しておこう.本作では,冒頭彼が,記憶喪失であると言った後それっきり,記憶を取り戻そうとか,そういう展開が全く無い.彼が何時の間にか「風」と呼ばれることすら,どういう経緯でそうなったかの描写も無い.彼の動機とか何を求めているのかとか,そういうトコロも特に説明されない. 最近のアホ映画と違って,見る側に考えさせるアタリ(或いは Don't think! Feel.)が,何とも良いのだ.
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