沖縄には貧困家庭の児童が多いという話題を度々目にする印象なんだけど,貧困家庭の割合が6人に一人というのを見掛けて,今時の日本で何故そんな高率かと疑問に感じてた.が,先進国での指標としては『相対的貧困』というのが使われていると知る.今直ぐ生死に関わる状態ではないものの,平均的収入の家庭では当たり前のちょっとしたことが出来ない状態(調べてみると正に二十歳過ぎ位迄及びここ10年つか現在のオレもほぼ該当する感じ).
ここで重要とされてるのはそういう家庭の子供が教育の機会を失いがちで,それを放置すると『相対的貧困』の連鎖から抜け出せないという点.将来的に良き納税者足り得ないし社会的コストが増す結果に繋がる.と言っちまうと少々客観的過ぎてつまらねけど,子供の人生の選択肢が狭まるのは残念つうのは理解出来る.
思ったのは子供つうのは独立でもしない限り,自分の家庭の貧困度合いを実感することがなかなか出来ないということ.確かに給食費を払ってねとか修学旅行に行けないとかっつうのは人と違うと感じるかも知れねけど,その家庭状態が将来的に自分の人生をどれ程左右するかなんてあまり深刻には捉えないと思う(肩身が狭いて気持ちにはなるだろけど子供てのは意外とタフだ).
一番肝心だと思うところは,殆どの子供てのは自分の親が普通のまっとうな大人であると信じたまま疑いもしねってこと.ここ数年になってオレもようやく気付いたことなんだけど(全く遅過ぎて笑えるぜ),ウチの親*1が実は相当バカだという事実.子供に(親も含めてだと思うが一概に言えない気もするけど大半は手遅れな気が)早いとこそこに気付かせねと抜け出せねってこと.
オレの場合なるべくウチに負担を掛けねように学費も安く*2割と短期間で社会に出られるルート選択を自分でしたけど(本能的になるべく早くウチを出たかっただけかも知れね),後から思うと知識が有りゃ違う選択も出来たはず.