夏が来れば思い出すスペインの牛追い祭りと云えば,日本ではパンプローナのサン・フェルミン祭(7/6正午から9日間)があまりに有名.が,同じ時期の少し後のトゥデラのサンタ・アナ祭(7月24日正午から一週間)でも行われてるんだそーで.
スペイン方面に行く前には当時結構調べたけど,今程情報収集が容易な時代ぢゃなかったんで全く知らなかった.TVで見たらパンプローナ同様,皆上下白服で赤い物を何か着けて集まり(1万人とか)大広場で開会式やってスタート.やはり初日はシャンパン掛けからの夜通しどんちゃん騒ぎな前夜祭なんだろな.
両方共期間中毎朝牛追いやるんで,牧場(確か4箇所だったか)が交代で両方に闘牛を出すシステム.
好き者はこの二箇所の祭りをはしごするんだとか.しかしそれだと両方でほぼ2週間とか休む訳か? 確かにラテンのノリだとやりかねん気はするが.
とか調べつつ書いてて記憶を呼び覚ますと... パンプローナの目前の駅でオープニングに間に合う列車が無くなり,一か八かで降りてバス捜したんだけどあの時に降りた街のよな気が.でおもむろに記録を調べたら全然違ったわw.
最後は南からぢゃなく西側からの路線だった*1.前日の夜行特急で国境越えて,しかも雷雨で途中列車運休になるハプニングも有りつつ,最終的にバス見付かったのが幸い(オレにしちゃ珍しく奇跡的にもw)丁度オープニング直前の広場に到着(ありゃむしろ最後まで列車だったら,降りてから下手コイテ迷って間に合わねなんてパターンだったかもしれない).
Porto (Campanha) ー [Pampilhosa] ーー||ーーーー> Vitoria ー> Altsasu ---> Pamplona
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人の流れに着いてくとそのまま人波に飲み込まれ,モミクチャにされつつ大群衆の歓声に感動してると,後は容赦なくシャンパン掛けられまくり(酷いヤツは呆然としてるオレの頭上でボトル逆さにしやがる).道沿いの階上からもバンバン撒かれるし,あっちゅう間にバッグ背負ったまま全身シャンパンまみれのベトベト状態(おまけに目に沁みる).
それから激動の1泊(野宿)2日,何とか初日朝の牛追い見たけど,とてもそんな余裕無くこの間の写真や資料がゴッソリ抜けてる(藁.しかしあの時は普段は小出しなのに,相当の運を一気に使っちまった感じで怖かった.
*1: 近年では高速道路網が発達して,地方路線は鉄道よりバス移動がメインになってそな印象.