s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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ごみ固形化燃料、いいこと何もなし…施設休止も

(見出しに元記事のリンク) 消えるかもなんで長いけど全文引用しとく.
1本目の記事がまた消化不良でイラッとさせられたけど,詳しい追加記事が有って GJ です.
随分(7,8年くらい?)前に確か「噂の東京マガジン」で見たけど,まだひきずってんだなぁ.

 「夢のエネルギー」として、全国88自治体が導入したごみ固形化燃料(RDF)。

 しかし、燃料としての価値が低いうえ、爆発事故も起きた。RDF化施設を作った自治体の中には、財政負担に耐えきれず、施設を休止したところもあり、「いいことは何もない」と悲鳴が上がる。

 和歌山県湯浅町、広川町(人口計約2万1000人)が共同で建設したRDF化施設「リユースなぎ」。国庫補助金を含む35億9000万円をかけて建設した施設は、2006年5月に電源を落としたままだ。

 02年3月の稼働直後から、機械の故障や火災が相次ぎ、処理費用も1トンあたり5万5600円。通常のごみ焼却処分にかかる1トン2万〜3万円を大きく上回った。RDFは1トン500円で、岡山県の工場に売却していたが、輸送費1トン1万5000円は自己負担。生ゴミをRDF化する過程で「悪臭がする」と住民からの苦情も出て、4年で稼働を停止した。現在、ごみ処理は1トン約3万円で民間業者に委託し、焼却している。

 建設のために起債した約24億円分は両町が毎年計2億円ずつ返済している。担当者は「結局、いいことは何もなかった」と話す。

 RDFは、ごみを燃やさずに破砕、圧縮、乾燥することで減量化し、燃料として活用できることが利点とされた。1997年からのダイオキシン規制の強化で、ダイオキシンが出やすいとされる小規模のごみ焼却炉(1日の処理量が100トン未満)には国の補助金が出なくなり、人口が少ない自治体はRDF化施設を選ばざるを得なかったという事情もある。会計検査院によると、全国50施設のうち、19施設の建設が1998〜2000年度に集中した。

 しかし、03年に三重県桑名市で、発電所が燃料として保管していたRDFが自然発火して爆発し、7人が死傷する事故が発生、管理の難しさが指摘された。また、RDF原料の中に含まれ、燃焼効率を高めていた廃プラスチックが、リサイクルが進んだことで減少し、燃料としての価値も下がった。環境省の担当者も「品質が良いRDFであれば売れるケースもあるが、現状で活用できるケースは少ない」とする。

 また、群馬県にあるRDF化施設の担当者は「ダイオキシン対応の大型焼却炉を作るにはさらに巨額の投資が必要」とため息をつく。自治体によってはRDFから撤退したくてもできないのが実情だ。

 一方、運営がうまくいっている施設もある。北海道富良野市は、乾燥させるための燃料代がかかり、塩分を含んで燃料の品質も落とす生ごみをRDF化前に分別している。これでRDFの生成コストを1トン2万円程度に抑制でき、製紙会社に燃料として売却している。検査院は環境省に対し、全国のRDF化施設の状況を調査し、成功事例などの情報を共有するなど、財政負担の少ない活用を進めるよう要請する方針だ。
(2010年10月25日20時16分 読売新聞)


確か紙や衣類の分別回収も,集めたは良いがその先の処理(リサイクル)方法に苦労してるてハナシも有った.ましてこの円高となると海外にも売れない.
全国的に分別収集はかなり進んでるけど,実際その先の運用がどーなってるのか,総合的にチェックし直す必要がありそーだな.