「沖縄」の飲食店には「ランチ」という定番メニューが多いそーだ．ランチとゆーとヤマトでは，昼食時間帯においてドリンクが付いてる等の割安なセットメニューのコトてのが一般的．社食や学食の場合だと「Ａ定(ランチ)」，「Ｂ定(ランチ)」てな名前だったりが普通．
「日替わり」や「ＸＸセット」と同じ意味で使われ，数種類有る場合にＡやＢが付けられたりするものだ(若干違う使い方として「お子様ランチ」てのが有る位)．
しかし沖縄の食堂メニューの場合，提供時間帯に関係なく「Ｘランチ」が常時有るという話．このブログによると，内容は質と量が多少違う「Ａランチ」，「Ｂランチ」，「Ｃランチ」てなパターンで要するに１プレートメニュー．
主に揚げ物各種がオニ盛りになったハイパー高カロリーなセットメニュー(確かに昔は高温の環境で生活するのに高カロリーが必要だったと思われるのだが，現代の一般人には最早過多なものだろう)．
その起源はおおよそ予想は付いてたんだけど，米軍基地内の食堂(結局は内地の社・学食も同じパターンだが)で供されていたワンプレートの定食で，中で働いていた人が戦後開業した際に，一皿盛にして出したのが定着したということらしい．一緒盛メニューという点では，(にわかに内容の説明がし辛い)「おかず」や「ちゃんぽん」てのも派生型つか影響が有るのかも知れない．
ふーんそーなんだ．時々「沖縄」ってくくり方がどーも釈然としないことがある．オレかなり外食して気付けば１００軒超くらい見てるけど，名護市街(市役所エリア)半径１０キロ以内でこーゆー設定のメニュー見たこと無い．確かにランチタイムの時間がかなりざっくりってパターンはあるけど．
唯一の例外は言葉の行き違いで日替わりと勘違いして注文しちまって驚いた「香陽軒」の「中華ランチ」て一品だけだ．ひょとして県北本島北部では稀なんぢゃねの？
思うに営業時間の長い店である意味効率化のために定着してるのでは？ ここらぢゃ午後ずっと中休みナシで営業してる店そんなに多くないからなぁ．深夜までやってるよな食堂も無ぇし．そ云へばランチバイキングのレストランてのも，ホテルくらいしか無いな(いや別にそんなに喰いたかねぇけど)．
追記： 11.05.22 大幅に再編集．
ケンミン SHOW で見て新たに書こうと思ったんだけど，どーも過去に書いてた気がして．
「ランチ」で検索するとポークランチョンがやたら引っ掛かって危うく見逃すところだったｗ．
追記： 11.06.08 琉球新報記事より．
沖縄市料理飲食業組合によると、Ａランチは戦後同市諸見里にあった「ニューヨークレストラン」のシェフが考案、県内の食堂に広がったという。「コザが発祥の地であることや、店ごとに食材が変わる『遊び』がある点がコザっぽい」とコザ活性化の目玉に決めた。
５月３０日の同組合の定期総会で初披露された「Ａランチの歌」は、ネーネーズなどの楽曲を手掛ける嘉手苅聡さんが作曲を、歌手の鳩間可奈子さんが歌を担当しており、本格的な仕上がり。カップリング曲として「本当はＡランチが食べたいがお金がないからＣランチを選ぶ切ない気持ち」（山城さん）を歌った「Ｃランチのバラード」も制作した。
