沖縄の正月には欠かせないと云われる中身汁を初体験．「中身」と書いたり「中味」と書いたりする．実物を間近で目にしたことないんで若干の不安有りつつ，昨年末の「みそ汁」以来のこの店へ．
１３ｈ頃に入ると既に一段落して客無し．汁物の中では一番高い(全品の中でも一番上の部類)「なかみ汁」注文．新聞読みつつ待つ．と温めなおすだけなのか，早々に出て来る．
コテッチャンとか普通のもつ鍋っちゅうのか，小さ目に整えた腸の切ったのの他に色々具材が入ってるんを想像してたんやけど，出されたドンブリ見て軽く引く．モツメインで雑多なしかも大き目なパーツがゴロンゴロン(ビラビラ系も多い)しちょる．コレが目出度い風情なんか？ ふつーの焼肉の部位も良く知らんし，モツとなると尚更知らんので，とりあえず殆ど初対面の皆さんばかりな感じ．
中には筒の周りに羽根車みたいになってて(何ぢゃこりゃ何処だよ？)，それがまた直径１０センチあまりもあったりとか(あーこれちょっと無理かもぉ ;_;)，軽くグロかったりする．煮込んで味を沁み込ませたってのではなく，薄味のダシ汁で良く茹でたって感じ．
部位によって多少違うけど，殆どは柔らかくなっててグミみたいとか噛み切れないってのは入ってない．昔の豚骨ラーメンみたいな？臭みが若干有って，臭い消しにニンニク使ってる．七味ととうがらしかける．他の具材は菜っ葉２種？少し，それ以外は煮崩れちまってるのか分らない．店によって違うんだろーけど，この内容だと(第一印象良くないし)諸々含めて(特に大和人には)苦手な人が多いかもなぁ．
どんぶり飯で汁の量はそこそこ．おまけに細切り大根の酢の物．
しかしこれが祝い飯ってのはちょっとピンと来ない．ウチナンチュは元来粗食だったそーなんだけど，コレ別に正月だからって品でもない気が．新年用に豚を屠って(日頃は滅多にないワケで)肉は煮たり加工したりして，残りの保存できないモツを例年この時期に食べる習慣だったってとこか．
