11月17日 今日から本格的にアクション。今回の作品は普段のアクションに加えて、総合テイスト、ナイフ、ジークンドー、レスリングなどいろんなものを取り入れている。
当然、ワイヤーなども補助的に使ったりするのだが、こちらの中国人スタントマンを見て思うのは、彼らの特徴は「人で直す」ということ。
これはどういうことかというと、ワイヤーがうまく行かない場合、通常セッティングを変えたり、ワイヤーを増やしたりして対応したりするが、その結果ドツボにはまることがある。
ところが、セッティングはそのままで、プレイヤーを変えてやってみたり、体の動かし方を変えるだけでうまくいったりすることもあるわけで、その場合はワイヤーの技法の問題ではなく、やるプレイヤーの問題だったということがわかるわけだ。
日本だと(現場にもよるが)、どうしても数回で成功しないといけないというプレッシャーの中、「誰でも絶対にできるセッティング」を余儀なくされる事も多く、その場合求められてる画が成立する可能性は高くなるが、基本的に「操り人形」状態なので、どうしても迫力に欠けるというか、舞台のようなワイヤーになってしまう。
中国や香港の場合(これまた現場によるが)、ちょっとムリのあるセッティングをプレイヤーの力で「むりやりオッケーにもっていく」。そのムリヤリ感が何とも言えぬパワーを画にもたらすと思うのだが。
ああ、またマニアックな事を書いてしまった。もう寝よ。
素人だけど何となく分る気がする.最近はかなり下火になった感はあるけど,一時期のHK映画(のアクションは特にだけど)の怒涛の勢いってハチャメチャだったりしても,ヘタレな感じは皆無だったからな.
追記
今年建国60周年て知らんかった情けないオレす.しかし中国の映画『政策』ははんぱねぇーぞ.まんが(アニメ?)の殿堂だか何だかで?天下り管理団体でも作って私利に走ろうなんてセコイやからと次元が違うわ.
何しろ言語人口から言ったら,ケタ違うワケやし,何ぼ日本の映画やアニメがウケてるゆーても所詮ボリューム的にはニッチ.それに加えて制作環境まで最先端のもの揃えられたら,この先日本の映像産業は相当打撃受けるね.
しかしそんなら何でこないに円高なんや納得でけんわ.