注: 残念ながら廃業済.
これまでの「XX生活」では,(ネット情報が有れば定休日くらいは調べるけど)電話確認ナシの出たトコ勝負が基本.それでアテが外れたってのはそう多く無くて,店が消滅してたケースはたしか1軒だけだったと思う.
それがここんとこ外れ続き.そんなに遠くない場所なら行き当たりバッタリで構わんけど,このクソ暑い最中に少々シンドそなトコロまで出向いた挙句に定休日ならまだしも,既に店が無いってのは悲し過ぎ.元々不定休の店なんで,この店に関しては事前確認することに.
電話繋がっただけでも意外なくらいだったところに,確認したかった旨伝えると返って来た答えは営業してるとのこと.ただし「このところ体調が悪いので積極的にはやってないんです」とのお言葉.と云われても困るだろフツー(笑)
実はカレーが食べたいのだけど,どーゆう感じで開けてるのかと尋ねたら,何故か「明日なら良い」とのこと.何時頃と聞くので(たった一人だし悪い気がして)何時でもと言ったら,お客さんに合わせるのは当然と言うのでとりあえず12h頃と伝える.
伊差川交差点を県71に入って,古タイヤが置いて有ったり「羽地民宿」の看板が出てるとこを右に入るとのこと.若干分かり難そな高台の場所と思われる.Google Maps で見ると琉栄生コンの手前の道だと思う.またまた面白い体験が出来るかぁ? 明日が楽しみ楽しみ.
と以上が昨日の展開だった.
伊差川842−1
30分あれば呉我まで行けるくらいだけど,かなり暑そうなので11h30頃出てゆっくり走らせる.県道からの入り口直ぐに分かり,いきなり結構な傾斜なんでこんなの登り詰めるのかよ?と思いきや急坂はそのとっつき部分だけでチョイと進めば店に突き当たる.
この民宿(の立地もイマイチ疑問なんやけどなぁ???)のちょい先.
中に店人が立ってる.表側は斜めに出る巻き取り式の日除けだけでガラスがはまってない吹き抜けのスペースで丸テーブル4と,その奥の部屋に海外の民族工芸品や土産物品的なものを展示してある.表の陽射しの下に丸テーブル4.
アイスコーヒーとジャム乗せクッキー出てきたのが丁度12h頃.セットにしようか迷ってたんだけど,注文する前にグリーンカレーのセットらしきお盆(ドラゴンフルーツの皿が付いた)出て来る.
食べながら話をし,台に乗った壺(蓋付きの素焼きの小さい鍋みたいな器)に予備のルーが入ってるんで飯を少しおかわりして完食.大き目の鶏肉他具沢山で油っこさ控え目で美味しかった.
それからさらに話をして(8割以上聞き役),結局2時間あまり店に居た.
もっと前から有ると思い込んでたけど,ここに店開いたのは去年の5月だそうで.元々関西出身で,ここに来る前は沖永良部島(近年随分自然環境が劣化して嫌になったそうで)で10年ばかりペンションやってたという.調度等諸々ペンションで使ってたのを運んで来て,外装は作ったんでお金かかってないし借金も無い.
元々の目論見としては奥さんと二人で飲食業をホドほどやって(目一杯客集めようなんて気はさらさら無く),民芸品を多少売ってソコソコ暮らせれば(二人とも年金収入有るし)良いやというトコロだったらしい.ちょっと半端なんぢゃ?って立地も,そーゆー背景があるからだ.
それで当初はイケそうな感じだったのだが,世の中の不況の影響も有りつつ,奥さんもここで暮らすのは面白くないと(実家だか元の関西方面にだか)引き上げちまい,いささか予定が狂っちまったとのこと.で今はオーナー一人だけ.あと他に多少の副収入のクチが有ったのだけど,これまた殆ど途絶えちまったとか(農協の農業支援とか多少残ってるらしいけど).
でその飲食業の方を「積極的にやってない」ってのは,体調よりも精神的な理由というか,客が来ればもてなすけど,年齢的にもそんなにガムシャラにそっち方面をやる気はないってのと,このまま続けるのが良いのか悩みどころ(ペンション時代の後半からマナーの悪い客が増えてやり甲斐も失せてきた)ってことらしい(今の場所は気に入ってるのだけど).それでも二人でなら何とか回せると思ってたワケだ.
展示部屋との仕切り戸のガラスにメニューの付箋紙が貼ってあるけど,参考までにとゆうことらしい.何が出せるかはオーナーと相談の上つかお任せなのかな?
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パスタ | 700 |
天ざるもずく | 900 |
焼肉定 | 1000 |
タイグリーンカレー | (単)750 (セット)1000 |
等.
しかしこの調子だと退屈なんで?(ここを完全に畳むかどうかは知らないけど),年明け2月頃には放浪の旅に出るかも知れないとか何とか.ちょっと変わった御仁である.
話し過ぎて店の写真撮るの忘れてそのまま帰っちまった.