s0met1me◆JIRN.kBNd のやんばる名護パトロール隊(起承転々)2nd

沖縄本島北部はやんばる名護エリアでの由無し事をつらつらと.

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飲食店(食堂・そば屋)リスト(もっぱら名護市内)

『食系まとめエントリ』一覧






そば生活43日目 「大家」 百年古家に感服

山方面の課題店残り3店.連荘はキツイからそろそろ一つ片付けねばと.でも疲れ残ってるんで近目をチョイス.19日に次のロケの参加が決まったので,延長しても18日までかな? 残り少なくなって定休日をかわすのが考えどころ.

10h30頃出る.朝から空イマイチだったけど,途端に小雨パラツキすぐに強い霧雨に.1週間振りくらいで県84登る.昨日の疲れの所為か前回よりキツイ.腰が痛むのでペース落とす.今日はパイナップルの着ぐるみ居ない.



でっかい看板見て県道外れると,すぐ正面の2叉に右矢印の看板.あれ?記憶と違うけど何かワケあり? いきなり急な登り.訝しがりながらも看板点々と立ってるんで矢印に従って走る.もの凄い自然の風景に停まって写真撮る.どうやら店の裏山をぐるっと回って反対側から行かせるルート.確かに逆の道より広くて見通しは良いけど,自転車には向かない.


外の離れ前で写真撮ってる人居るけど,まだ口開けで先客なく,乳児連れた夫婦に続いて入店.奥の滝の側の席に座る.裏山側に8卓.表側は畳に小さいテーブルを2卓か3卓組で15卓.昨年末のロケの時には表側近くのテーブルに座ったけど,ああいう古民家冬は寒くてちと辛かったな.


黒光りのする木のテーブル,下が掘りゴタツみたくなってる.これまた古い木の椅子に座布団.若干立ったり座ったりが不自由.結構汗かいたんで洗面行って顔洗う.横っちょに小さいバーカウンターみたいなのが有る.テーブルにとうがらし普通の瓶と,七味の小瓶.紅しょうがのツボ.メニューチェック.夏場は冷麺類も有るんだな.しかしどれも値段が...

天井高く,屋根の下に格子を組んで簾が被せててあって(端は多少屋根の外なんで雨の日は少し濡れそう),木の三枚羽の扇風機が何個か付いてる.陽射しを遮ってひんやりしてて,水音が有って風が入って何とも気持ち良い空間.沖縄そば単品注文735円也!


少し大き目の陶器のドンブリと,店の名前の印刷された箸袋に入った割箸が盆で出て来る.やや黄金色とでも言うのか透明なスープ.カツオだしが効いてて(鶏だしも使ってるかも)優しい味.旨い味付けの皮付き三枚肉2枚(小さ目であまり厚くないけど),結びコブ1,島カマボコの厚めの楕円切り1枚に刻み葱やや多目.

平均的な平打ち麺だけどかなりコシ強い方.値段からすると麺の量はそんなでもないけど,バランス的には結構旨いそばだなって感じ.

食べ終わって去年のロケの時にも今日もそうだったけど,店として機能してるのは正面にある入り口の母屋?と右手のハナレ(去年のロケの時は俳優さん達はそっちだった)だけだと思って写真を撮って,伝票と共に「酢飲み放題券」なるチケットを置いていかれたんだけど(「酢」の「放題」って言われてもな),そんなの別に良いかと思ったんだけどせっかくだから行ってみた.


ところがそれによってこの店の真の姿が分かったのであった.その酢のプラントは1年くらい前に出来たというハナシだったけど,黒糖,シークァーサー,タンカンなんかんの酢を作ってる.やはり古民家風の外見の中に近代的なプラントが入ってる.

そこで試飲しながら店人と話をしてたら,裏山に散策路があるってことを知った.ハブが出そうで嫌だなと言ったら,日中の暑い時間帯には出ないし,沖縄に住んでるけど今迄見たことないから大丈夫と言われた(ちなみに暗くなった後は危険なので閉鎖だそうで).


で行ってみて分かったんだけど,実は裏山に点在してる幾つもの建物(東屋みたいなのもあるから全部ぢゃないけど)が実際に使われてるってこと.例えば観光バスなんか来たら,まとめてどこかの1棟に収容できる(そばが冷める距離かも知れないけど客席数で言えばどんだけあるか分からない).そんな幾つものハナレの周辺に狭い階段の散策路が巡らせてあって,あちこちに滝が作ってある.


<< この店のメニュー >> (ほんの一部)

沖縄冷やしそば 1575
アグー冷やし冷麺 1575
アグー生姜焼丼 1575
各種そばセット 945〜
沖縄そば(単品) 735
ソーキそば 840

正直コノ値段ダケ見ると,いくら居心地の良い場所と言ってもバカ高い気がしなくもない.でもその実態を観光客の皆さんも実は知らない人多いんぢゃね?ってことに.あれだけのモノを維持するには,モロモロかなりのコストがかかるってものだ.

バスツアーで来たら無理だろうけど,裏山をのんびり散策したら小一時間くらい楽しめる.それを考えたら(ある意味オープンセットの入場料みたいなもんで)この値段も仕方ないなと納得.